M2チップ搭載「MacBook Pro 13インチ」は高負荷時にCPU温度が108度に達し、サーマルスロットリングが発生

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M2チップ搭載「MacBook Pro 13インチ」は高負荷時にCPU温度が108度に達し、サーマルスロットリングが発生

先週末にM2チップを搭載した新型「MacBook Pro 13インチ」が発売されましたが、YouTubeチャンネル「Max Tech」のVadim Yuryev氏が、M2搭載「MacBook Pro 13インチ」でサーマルスロットリングが発生することが分かったと報告しています。

サーマルスロットリングとは、CPUの温度が上昇し過ぎた時に動作周波数を落として温度を下げる機能で、過熱を防止することによって製品の寿命などを守る機能の為、動作すること自体は正常なことですが、動作中はパフォーマンスが低下します。

同氏はM2搭載「MacBook Pro 13インチ」で8K RAW動画の書き出し作業を行ったところ、M2チップのCPU温度は108度に達し、サーマルスロットリングが発生したとのこと。

冷却ファンは最大回転数の7,200RPMで動作していた為、サーマルスロットリングでしか冷却する方法がなく、サーマルスロットリングが動作すると、M2チップのパフォーマンスコアの動作周波数は3200MHzから1894MHzに、高効率コアの動作周波数は2228MHzから1444MHzに、GPUは1393MHzから289MHzに引き下げられ、パッケージ全体の消費電力は29.46Wから7.31Wに低下し、CPU温度も84度まで瞬時に下がったそうです。

そして、CPU温度が下がるとまた動作周波数が上昇し、CPU温度が上昇、サーマルスロットリングが動作といったサイクルを繰り返し、パフォーマンスに影響を与えるようです。

なお、前モデルであるM1チップ搭載「MacBook Pro 13インチ」で同様のテストを行ったところ、CPU温度は94度までしか上昇せず、ファンが最大回転数に達したのもテストの最後の方だけで、サーマルスロットリングは動作しないようです。

実際に8K RAW動画の書き出しといった高負荷作業を行うユーザー層は「MacBook Pro 14/16インチ」を購入するとみられ、M2搭載「MacBook Pro 13インチ」でそのような作業を行うユーザーは少ないと思いますが、もし高負荷作業を行う方は「MacBook Pro 14/16インチ」を検討した方が良いのかもしれません。

また、同じM2チップを搭載し、冷却ファンを搭載していない新型「MacBook Air」でCPUの熱問題が発生しないかどうかが気になるところです。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • あらあら。
    図らずもファン付きの13インチMacBook Proの存在意義が生じた形か。

    M1チップはいろいろ奇跡的なバランスだったのかもなぁ。

  • たぶん、そういう場合は扇風機の風を直撃させたら、素早く処理が終了する。
    IntelMacのときはよくそれやってたし。

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