Appleの「A19」や「M5」といった未発表チップの識別子が「iOS 18」の内部ビルドから明らかに

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Appleの「A19」や「M5」といった未発表チップの識別子が「iOS 18」の内部ビルドから明らかに

AppleInsiderが、「iOS 18」の初期ビルドから「A19」や「M5」などの未発表のAppleシリコンの識別子を確認したと報じています。

「iOS 18」の内部ビルド内からは複数の未発表のAppleシリコンチップの記述が見つかっており、このビルドはあくまでハードウェアテスト用のビルドで、今年3月に「iPhone 16」のEVT(技術検証テスト)段階の試作機で発見されたものとなっています。

発見されたコードネームとチップの識別子(CPID)は下記の通り。

コードネーム内容CPID
TilosA19
TheraA19 ProT8150
HidraM5 (?)T8142
SotraM5 ProT6050
BoraApple Watch向け次世代チップ
(A18ベース)
T8320
ProximaBluetooth + Wi-Fiコンボチップ
C4020C2モデムチップ

「Hidra」というコードネームは、以前はM4の最上位版とみられていましたが、「T8142」という識別子から実際にはM5のベースモデルである可能性が高いと考えられ、これまでのAppleチップの命名規則に従い、「Tilos」や「Thera」はギリシャの島が由来でA19系、「Hidra」や「Sotra」はノルウェーの島が由来でM5系、「Bora」はApple Watch系といった感じで、地名に由来した命名が踏襲されているとのこと。

また、「C4020」はC1モデム(C4000)の後継と見られ、現在、「iPhone 16e」に搭載されている省電力型のC1を基盤にした進化形と推測されており、「Proxima」はBluetooth + Wi-Fiの統合チップで、AppleがBroadcomへの依存度を減らす取り組みの一環と考えられています。

さらに、触覚タッチ式の電源ボタンと音量調節ボタンの開発プロジェクト「Project Bongo」に関するドライバも見つかっており、「iPhone 16」用に開発されていたことが確認されています。

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