「iPhone 5」に搭載されているA6チップのCPUは状況により動作周波数が800MHz〜1.2GHzで変動する事が判明
様々なサイトで既に「iPhone 5」のベンチマークテスト結果などが公開されていますが、本日、AnandTechも「iPhone 5」と「iPhone 4S」や「iPad (第3世代)」、更に各種Android端末との比較ベンチマークテストのレポートを公開しています。
まずCPUに関するベンチマークですが、「iPhone 5」に搭載されているA6チップはARMv7ベースのデュアルコアCPUを搭載しており、動作周波数は1GHzと言われていたものの、状況により800MHz〜1.2GHzの間で変動する仕組みになっているそうです。
その事を証明するGeekbenchのスクリーンショットが下記画像で、バックグラウンドでアプリダウンロードプロセスを動作させている時は1.2GHzで動作しており、バックグラウンドで何も起動させていない時は800MHzで動作するようです。
また、携帯ネットワークに接続していない時の方が10%ほどパフォーマンスが上がる事にも気付いたそうで、携帯ネットワークに接続していない時とAT&Tのネットワークに接続した時のBrowserMarkの結果が下記画像となっており、これはJavascriptベンチマークの「SunSpider」の結果でも同じだったそうです。
他にも、AnandTechにはJavaScriptやCPU、GPUのベンチマークテスト結果がまとめられていますが、全体的に他のAndroid端末を上回る結果となっており、GPUのテストではクアッドコアの「PowerVR SGX 543MP4」を搭載した「iPad (第3世代)」とほぼ同等の性能となっています。
なお、詳しいベンチマーク結果はAnandTechへどうぞ。
【訂正】
当初、1200GHzと記載していましたが、1.2GHzの誤りだった為、訂正しお詫び申し上げます。
(Thansk! 名無しさん)
【関連エントリ】
・A6チップはGPUに3コアの「PowerVR SGX 543MP3」を搭載
・AnandTech、「iPhone 5」のJavascriptベンチマークテスト結果を公開
・「iPhone 5」のベンチマーク結果が明らかに & A6チップはARMv7ベースでデュアルコアCPU(1GHz)である事が判明
・「iPhone 5」は1GBのメモリ(RAM)を搭載