Samsung Display、Appleの折りたたみ式iPhone向けOLEDモジュールの生産を開始

韓国のTheElecが、業界関係者の話として、Samsung Displayが、折りたたみ式iPhoneこと「iPhone Ultra」向け有機EL(OLED)モジュールの生産開始についてAppleから承認を受けたようだと報じています。
AppleはSamsung Displayに対して折りたたみOLEDモジュールの製造を正式に認可し、Samsung Displayは今年納入予定の約300万枚の初期受注に対応するため、すでにベトナムにある後工程ラインの一部を稼働させているとのこと。
モジュール生産承認とは、パネルメーカーが最終組み立て品質、製品性能、大量生産の安定性を実証した上で、デバイスメーカーにディスプレイを供給するために必要な認定プロセスであり、Appleの承認基準は歩留まり70%以上とされているものの、Samsung Displayは最終歩留まりが80%を超えたことでこの基準をクリアしたと伝えられています。
AppleとSamsung Displayは折りたたみOLEDディスプレイについて3年間の独占供給契約を締結しており、契約期間中、Appleは他社製の折りたたみOLEDパネルを採用しないことになります。
Appleの折りたたみOLEDパネルは、偏光板を取り除き、封止層の上に直接カラーフィルターを形成する「CoE(Color Filter on Encapsulation)」技術を採用するとみられており、ディスプレイにはSamsung Displayの最新OLED材料セット「M16」が使用される見通しで、M16スタックは同社の最新フラッグシップ向け有機材料システムで、従来世代と比較して輝度、色再現性、寿命、電力効率が向上しています。
なお、「iPhone Ultra」は9月に発売されるものと予想されており、業界関係者も「iPhone Ultra」は年内に投入される可能性が高いとみているものの、ヒンジをはじめとする一部部品の生産体制が最終的な発売スケジュールを左右する重要な部分となっており、ヒンジ関連の問題による遅延は約2週間から1か月程度になる可能性があります。
「iPhone Ultra」には、3Dプリント技術で製造されたヒンジモジュールが採用される見込みで、業界関係者によると、この部品では組み立て後に異音が発生する問題が確認されているとのことで、Appleはヒンジモジュールの生産安定化に苦戦している模様。



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