Microsoftは折りたたみ式スマホの欠点の一つを解決しかけていた模様 ー スプリング式ヒンジ設計に関する新たな特許が明らかに

Microsoftは折りたたみ式スマホの最大の欠点の一つを解決しかけていたようです。Windows Centralによって新たに発見された特許により、開発中止となった「Surface Duo 3」向けのスプリング式ヒンジ設計が明らかになりました。
「Surface Duo」は、Microsoftが2020年から2022年にかけて展開していた折りたたみ式のAndroid搭載スマホで、新たに発見された特許から、同社が2023年に「Surface Duo」シリーズを打ち切った後も、このフォームファクターの研究を続けていたことが明らかになりました。
第3世代モデルが折りたたみディスプレイへ方向転換する予定だったことは既に知られていましたが、今回、それに伴う新型ヒンジの詳細も判明しました。
現在の折りたたみスマホは、本体の平らなエッジや強力なマグネットにより、ディスプレイを閉じた状態から開くには片手では難しいこともあり、不満点の1つとなっていますが、今回明らかになった特許によると、Microsoftは片手で開きやすくするための「スプリング(バネ)式」ヒンジ設計を研究していたようで、ボタンを押すと本体の両側が少し開く仕組みとなっており、これにより、指で簡単にデバイスを開けられるようになります。
特許では、このスプリング式ヒンジに関する2つの実装方法が説明されており、1つはヒンジ部分にスプリング解除ボタンを配置する方式、もう1つは電源ボタン内に組み込む方式。情報筋によると、一部の「Surface Duo 3」の試作機には二段階式電源ボタンが搭載されており、最後まで押し込むとスプリングヒンジが作動する仕組みだったそうで、Microsoftは複数の設計案を検討していたことが分かります。

Microsoftが折りたたみディスプレイへ方向転換したのは2022年と遅く、競合製品との差別化が必要だと認識しており、このスプリング式ヒンジはその方法の一つだったとされています。
この折りたたみディスプレイを採用した「Surface Phone」のコードネームは「Neon」だったとされており、もし発売されていれば「Surface Duo 2」の後継機となる予定でした。発売時期は2023年または2024年を目指していましたが、Microsoftが支出削減を進め、Surface製品群を最小限に整理したことで実現しませんでした。
今回明らかになった特許は「Surface Duo」シリーズ終了から1年後の2024年に出願された可能性が高いのですが、あくまで製品ライン終了前の研究成果の名残であり、現在、Microsoftが再びスマートフォン開発を進めていることを意味するものではないとみられています。

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