豪州で「Pixel 4a」のリコール発表 ー バッテリーが過熱するリスクの存在が明らかに

Googleは今年1月に「Pixel 4a」向けの「Google Pixel 4a バッテリー パフォーマンス プログラム」を発表し、バッテリーパフォーマンスの安定性向上と新しいバッテリー管理機能を含むソフトウェアアップデートを配信していましたが、その「Pixel 4a」がオーストラリアでリコールの対象となりました。
Googleは1月のアップデート配信時に詳細な理由を明らかにしていませんでしたが、今回のリコールによりその背景が明らかになっており、1月のアップデートのよりバッテリーの最大電圧が4.45Vから3.95Vに引き下げられ、充電容量が約56%も低下していることが分かりました。
また、オーストラリアの競争・消費者委員会が発表した内容から、1月のアップデートはバッテリーの過熱リスクを軽減する為のものであったことも明らかになっており、Googleはバッテリーが過熱するリスクを公にせずに”バッテリーパフォーマンスの安定性向上”とだけ案内していたことになります。
2025年1月8日、Pixel 4a向けにAndroid 13の自動ファームウェアアップデートがオーストラリアで配信された。このアップデートは、バッテリーの過熱リスクを軽減するための新しいバッテリー管理機能を含む。
バッテリーの過熱は、火災ややけどのリスクを引き起こす可能性がある。
via オーストラリア競争・消費者委員会
なお、Googleは「Pixel 4a」向けの過去のソフトウェアアップデートをすべて公式サイトから削除するという異例の対応も行っており、ユーザーは以前のバージョンに戻すことも出来ない状況となっています。
「Pixel 4a」は2020年に発表・発売されたモデルなので、今も利用しているユーザーは少ないと思いますが、「Pixel 4a」を利用しているユーザーは注意が必要です。
[via Android Authority]

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