【レビュー】PITAKAのアラミド繊維ケースの「iPhone 16」シリーズ対応モデル ー より洗練され、品質がさらに向上した印象
PITAKAのアラミド繊維を採用した「iPhone 16」シリーズ用のケース「Ultra-Slim Case(極薄ケース)」と「Tactile Woven Case(浮織ケース)」を頂いたので紹介します。
PITAKAは創業時からアラミド繊維を使ったケースを作り続けており、アラミド繊維は同質量の鋼鉄よりも5倍強く、ガラス繊維の半分の軽さという特殊素材となっています。今回レビューする「Ultra-Slim Case」と「Tactile Woven Case」の両ケースには600D(デニール)のアラミド繊維が使用され、薄く軽量であるにも関わらず、ひっかき傷やすり傷に強く、変色や経年劣化も起こしづらい特徴があります。
また、表面に施された特殊コーティングにより手にしっとり馴染む肌触りも実現しており、PITAKA独自の浮織技術である「アンバーマグネットフィルム」と「MagSafe 蝉翼(せんよく)モジュール2.0」という2つの技術を採用することで、薄さは最小0.85㎜、重量は最小17.85gという超極薄かつ超軽量のケースとなっています。
基本的にケースを装着した際にサイズが大きくなることが嫌なので、筆者もここ数年はアラミド繊維ケース一択となっていますが、1年間使用して、その間に落としたりしても表面が少し削れるくらいで大きなダメージはなく、薄い割に頑丈なのでオススメです。
「Ultra-Slim Case」と「Tactile Woven Case」の両ケースの詳細は以下の通り。
Ultra-Slim Case (極薄ケース)
「Ultra-Slim Case(極薄ケース)」は薄さを追求したアラミド繊維ケースで、薄くて軽量な割に強度があるアラミド繊維を使っているからこそ実現出来たケース。薄さは最小0.85㎜で、それよりも薄い0.3㎜のポリプロピレン製ケースも今は存在していますが、ポリプロピレン製ケースは使っていると伸びてきて隙間が出来てしまうことがある他、落とした際の保護性能も期待出来ない為、「Ultra-Slim Case」はその点も問題がないケースとなっています。
今回レビューするのは「黒/グレーツイル柄」で、カラーラインナップは他に「森(Forest Green)」と「海(Ocean Blue)」の全3色となります。
▲同社は数年前からパッケージの素材は環境に配慮し、100%分解可能なバガス再生繊維パルプであり水溶分解できる素材が使用されています。同梱品は「Ultra-Slim Case」も「Tactile Woven Case」も同じで、ケース本体に加え、説明書とケースとiPhoneの隙間を埋めてフィット感を高める為のゴム製のシールが同梱されています。
▲「iPhone 15 Pro」向けの前モデルからの違いとしては、背面下部のPITAKAロゴはシルバーのカラーリングになった他、リアカメラを保護するリング部分もシルバーのカラーリングに変更されています。
▲これまでの同社の薄型ケースの不満点の1つであった上下部分の開口部ですが、「iPhone 16」シリーズ用からは上下面もしっかり保護してくれる設計に変更されており、落とした際にiPhone自体に傷かつく可能性が低くなりました。
▲本体左側面は、アクションボタン、音量調節ボタンに合わせて切り込みが入れられており、操作し易い設計。
▲右側面は電源ボタンの他、「iPhone 16」シリーズから新たに搭載されたカメラコントロールボタン用の切り込みが入っています。カメラコントロールボタンは静電容量性のタッチ式ボタンとなっており、Appleの純正ケースはそれに対応する為に導電性のある素材で覆う仕組みを採用していますが、このあたりの差が今後のサードパーティ製ケースの課題になりそう。
▲下部はスピーカーとUSB-Cポートを除いた部分は保護する設計になっており、USB-Cポート周りは大きめに開口部が取られている他、ケース自体が薄いので、大体のUSB-Cケーブルは問題なく利用出来るものと予想されます。上部は全面を保護する設計となっています。
▲リアカメラ部分の保護リングはカメラ部分を下に向けて置いた際にレンズが接触しないよう、レンズより少し高めに作られており、ディスプレイ側もケースのエッジ部分が少し高めに作られている為、ディスプレイ面を下に向けて置いた際に接触しない設計となっています。
▲薄いにも関わらず、MagSafe用のマグネットが内蔵されており、MagSafeアクセサリを使用可能な他、ワイヤレス充電も問題なく行えます。
「Ultra-Slim Case」の価格などは下記の通り。
【対応機種】
・iPhone 16/iPhone 16 Plus/iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Max
【販売価格】
・7,999円(税込)
【販売チャンネル】
・Amazon PitakaOfficial
・楽天市場 PitakaDirect
Tactile Woven Case (浮織ケース)
「Tactile Woven Case(浮織ケース)」はカラフルなデザインが特徴のケースで、優れた耐久性を誇るアラミド繊維の用途は着色や織り方によって限定されていたものの、2021年にPITAKAが浮織技術を独自開発し、その結果、1台の織機で複数の織り方を用いて着色したアラミド繊維の生地を織ることができるため、多様多色なアラミド繊維製のスマホケースを作り出すことができるようになりました。
今回レビューするのは「Sunset(サンセット)」と「Moonrise(ムーンライズ)」の2種類で、ラインナップとしては他に「山(OVER THE HORIZON)」と「星(MILKY WAY GALAXY)」の計4種類が用意されています。
上で紹介した「Ultra-Slim Case」の薄さと厚さは最小17.85g、最小0.85㎜ですが、「Tactile Woven Case」は最小17.95g、最小0.88㎜とごく僅かながら重く、厚くなっています。ただ、その差は手に持っても分からないレベルなので、気にする必要はないと思います。
また、そのデザインだけでなく、「Ultra-Slim Case」と同じくその手触りが心地良いケースとなっているので、通常のアラミド繊維ケースではデザイン的に面白味がないと敬遠していたユーザーにもオススメのケースとなっています。
基本的な設計は「Ultra-Slim Case」と同じなので割愛しますが、下記に画像ギャラリーを置いておきます。
なお、「Tactile Woven Case」の価格などは下記の通り。
【対応機種】
・iPhone 16/iPhone 16 Plus/iPhone 16 Pro/iPhone 16 Pro Max
【販売価格】
・8,999円(税込)
【販売チャンネル】
・Amazon PitakaOfficial
・楽天市場 PitakaDirect
より保護性能の高い軍用グレードケースもあり
今回はレビューしていませんが、PITAKAのアラミド繊維ケースには「Ultra-Slim Case」や「Tactile Woven Case」が持つ特徴に加えて耐衝撃性能がさらに向上した「PITAKA軍用グレードケース」というモデルもあり、アラミド繊維とTPU(Thermoplastic Polyurethane/熱可塑性ポリウレタン)の2つの材料を結合したハイブリッドケースとなっており、アメリカ国防総省が制定した米軍調達規格であるMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストをクリアするほどの高い保護性能を保持しています。
対応モデルは「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」のみで、詳細は下記の通り。
【カラーバリエーション】
・黒/グレーツイル柄
・Sunset(サンセット)
・Moonrise(ムーンライズ)
【販売価格】
・Black/Grey:9,999円(税込)
・Sunset/Moonrise:10,999円(税込)
【販売チャンネル】
・Amazon PitakaOfficial
・楽天市場 PitakaDirect
コメント