【レビュー】Beatsの新型ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds +」

この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。

デザイン

【レビュー】Beatsの新型ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds +」
左がBeats Studio Buds、右がBeats Studio Buds +

上述した通り、「Beats Studio Buds +」のデザインは「Beats Studio Buds」から大きな変更はなく、充電ケースの形状やサイズは同じで、重量が48gから49gへと僅かに増加しているだけとなっている。

イヤホン本体のデザインも基本的には変わらず、ステム(棒状の部分)が無いデザインで、ケース取り出し時や装着時につまんで持ちやすいように、端の部分が潰れた形状になっている。

主な変更点としては、「Beats Studio Buds +」ではベント(穴 / 通気孔)の位置や数が再設計されており、このベントの違いにより緻密なサウンドを再現するとともに装着時の圧力を低減すると案内されています。また、外観は変わらないものの、「Beats Studio Buds +」と「Beats Studio Buds」を同じ向きに置いた場合に傾きが少し異なる為、内部設計の変更によりイヤホンの重心の位置が少し変わっていることが分かった。

実際にベントの位置を比較した画像が下記の通り。(画像左がBeats Studio Buds +、右がBeats Studio Buds)

このベントの設計変更は、恐らく、ANCや外部音取り込みモードの性能向上にも影響しているものと考えられる。

ANCと外部音取り込みモード

公式発表では、ANCの効きが「Beats Studio Buds」と比較して最大1.6倍、外部音取り込みモードの精度が最大2倍になっているとのことだが、実際に比較したところ、ANCは僅かに効きが強くなった気もするが、実際のところは分かり難い印象。ANCの効き具合で言うと、「AirPods Pro」は装着すると水中に潜った瞬間のように周囲の雑音が消える感じと言われているが、「Beats Studio Buds +」は雑音は消してくれるものの、「AirPods Pro」と比べるとまだまだといった感じ。

外部音取り込みモードについては、「Beats Studio Buds」よりも確かによりクリアな感じが出ており、精度向上が確認出来るレベルとなっている。ただ、こちらも「AirPods Pro」ほどまではいかないレベル。

音質面は、「Beats Studio Buds」から引き続きバランスの取れた音質で、より僅かに低音が強くなった印象もあるが、ほんの僅かなので、人によっては変わらないレベルと思われる。空間オーディオにも対応しているが、「AirPods」や「Beats Fit Pro」のような顔の向きを認識するヘッドトラッキング機能には非対応。

【レビュー】Beatsの新型ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds +」

各機能ともiPhoneとの連携は「AirPods」シリーズと同じレベルとなっており、対応するデバイスの近くで蓋を開くと、画面にペアリングのポップアップが表示され、簡単にペアリング可能な他、ANCや外部音取り込みモードのオンオフも「AirPods」シリーズと同じくコントロールセンターで音量設定を長押しすると簡単に切り替え可能。

その他機能

【レビュー】Beatsの新型ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds +」

音声通話時には、3倍の大きさに改良されたマイクに加え、声を認識するアルゴリズムにより、周囲の音をカットしてクリアで聞き取りやすい音声を提供してくれる他、バッテリー駆動時間が「Beats Studio Buds」のイヤホン単体で最大8時間、充電ケース使用で最大24時間から、それぞれ最大9時間と最大36時間に向上しており、Fast Fuel機能により、バッテリー残量が少なくなっても5分の充電で最大1時間の再生が可能。

また、iPhoneやAndroidアプリでは、長押しした時の操作方法や通話コントロールの設定を変更することが可能な他、Appleの「探す」アプリにも対応しており、「探す」アプリの「持ち物を探す」タブから位置を確認することも出来る。

Androidでも「デバイスを探す」に対応している他、同期・ペアリングの切り替えが素早く簡単にできる「Google Fast Pair」や「音声の切り替え」といった機能にも対応しています。

まとめ

【レビュー】Beatsの新型ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds +」

音質面やANC・外部音取り込みモードの性能は「Beats Studio Buds」に比べて向上しているものの、それでも「AirPods Pro」と比較してしまうと効果が弱い為、音質や性能よりも価格やデザイン面を重視するユーザー向けのイヤホンとなっている。

また、Androidとの親和性も向上しているので、Androidユーザーにもオススメ。

マイナス面としては、充電ケースがワイヤレス充電に非対応なこと、イヤホン本体の大きさの割に充電ケースがデカい、ストラップ用の穴がないなどで、コスト面を考慮した結果であることは仕方ないが、スケルトン仕様により内部設計が分かり、充電ケースの内部はまだ余裕がある設計なので、次期モデルでは改善に期待したいところ。

なお、「Beats Studio Buds +」は24,800円(税込)で、以下のストアから購入可能です。

Beats Studio Buds + – Apple公式サイト
Amazon
Beats公式サイト

1 2
googlenewsバナー
記事をシェア!
  • URLをコピーしました!
目次