「macOS」のIntel Macのサポートはいつまで?? ー 早ければ来年リリースの「macOS 15」が最後か

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「macOS」のIntel Macのサポートはいつまで?? ー 早ければ来年リリースの「macOS 15」が最後か

Appleは先週の「WWDC23」で新型「Mac Pro」を発表し、IntelチップからAppleシリコンへの移行を完了しましたが、9To5Macが、macOSにおけるIntelチップ搭載Macのサポート終了時期を予想しています。

PowerPCからIntelへ

まず過去を振り返ってみると、Appleは2005年にPowerPCプロセッサからIntelに切り替えることを発表し、2006年6月に移行を開始し、2007年末までに終了するとのことでした。最初のIntel Macは2006年1月に発表され、その後、同年の8月にMac Proを発表し、早々にIntelへの移行を完了しています。

その翌年である2007年にはPowerPC Macをサポートする最後のバージョンである「Mac OS X Leopard」をリリースし、2009年にはPowerPC Macのサポートを終了し、Intel Macのみをサポートした「Mac OS X Snow Leopard」がリリースされました。つまり、Appleは最初のIntel Macを発表した後、3年間はPowerPC Macをサポートしたことになります。

「macOS」のIntel Macのサポートはいつまで?? ー 早ければ来年リリースの「macOS 15」が最後か

Appleシリコン

AppleがMacに搭載するチップをIntelから自社製のAppleシリコンへ移行することを発表したのは2020年6月で、最初のAppleシリコン搭載Macは2020年11月に登場し、同社は2022年までに移行を完了すると発表していました。しかし、Mac Proのみなかなか移行が行われず、Appleが発表していた移行期間を過ぎてしまっていたのですが、先日にようやくMac ProもAppleシリコンへの移行が発表され、Intelチップを搭載したMacの販売を終了し、移行を完了しました。

「macOS」のIntel Macのサポートはいつまで?? ー 早ければ来年リリースの「macOS 15」が最後か

macOS Sonoma

そこで気になるのはAppleがいつまでIntel Mac向けにmacOSのアップデートを提供し続けるかどうかですが、新型Mac Proと共に発表された最新OSの「macOS Sonoma」は、FaceTimeやデスクトップのインタラクティブなウィジェット、WindowsゲームをMacに移植するための新しいAPIなどが改善された以外は大きな変化はありません。しかし、Appleはそれでも一部のIntel Macのサポートを打ち切りました。

「macOS Sonoma」でサポートが打ち切られたのは、MacBook 12インチやMacBook Pro (2017)、iMac (2017)で、「macOS Sonoma」でサポートされているIntel Macは以下の通り。

  • iMac Pro (2017)
  • Mac mini (2018)
  • MacBook Air (2018)
  • MacBook Pro (2018)
  • MacBook Air (2019)
  • MacBook Pro (2019)
  • iMac (2019)
  • Mac Pro (2019)
  • MacBook Air (2020)
  • MacBook Pro (2020)
  • iMac (2020)

macOSにおけるIntel Macのサポート終了時期

これらIntel Macに対するmacOSのサポートがいつ打ち切られるかですが、早ければ2024年に発表されるmacOSの次期メジャーリリースがIntel Mac向けの最後のバージョンとなる可能性があると予想されています。

最初のAppleシリコンであるM1チップが登場してから3年が経過し、2024年に「macOS 15」が発表される頃には4年が経過していることになり、「macOS 15」ではIntel Macの2017年〜2019年モデルのほとんどのモデルのサポートが打ち切られ、Mac Pro (2019)と2020年モデルのみのサポートになるとみられています。

実際のところ、「macOS Ventura」以降は、AppleシリコンのNeural Engineに依存する新機能などがIntel Macでは利用出来ないなど、徐々に肩身が狭い状況となりつつあります。

なお、これらIntel Macが最新のmacOSにアップデート出来なくなった場合でも、Appleは最低2年間はセキュリティアップデートを提供すると予想されています。

Intel Macをまだ利用しているユーザーにとっては気になるところですが、来年あたりにはAppleシリコンへの移行を検討しなければいけなくなると考えておいた方が良さそうです。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 毎日記事を拝見させていただいております。
    本記事でAppleシリコンへ移行することを発表したのは2000年6月と記載されておりますが、
    2020年6月だと思います。

    • いつも有難う御座います。
      本当ですね。気付いていなかったので助かりました。訂正させて頂きます。
      引き続き、宜しくお願い致します!

  • Intel MacのVMwareでIntel Windows動かしてんだよな。
    それをなんとかしてくれないと移行できないんだが。

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