CNBCによると、SusquehannaのアナリストであるMehdi Hosseini氏が、投資家向けのメモで、Appleは今年9月に最初の5G対応「iPhone」を発売するものの、9月に発売されるのは5GのSub-6GHzのみをサポートしたモデルで、mmWave(ミリ波)をサポートしたモデルは2020年12月から2021年1月にかけて発売されると予測していることが分かりました。
mmWaveをサポートしたモデルの発売が遅れるのは、Appleがサードパーティにサプライヤーに依存するのではなく、独自のアンテナ・イン・パッケージ(AiP)モジュールを採用することを決めたことによるもの。
(AiP=アンテナをICパッケージの上に設置する技術)
5G通信は、大きく分類すると6GHz未満の「Sub-6GHz」と、30GHzなどの高い周波数帯を使うmmWave(ミリ波)の2種類に分けられ、「Sub-6GHz」は現行の4G/3Gと電波特性に大きな差なく、ミリ波はより指向性が強く、より高速な通信が可能なものの、建物の影などに回り込みづらいなどの特徴があります。
なお、Mehdi Hosseini氏は、5G対応の新型「iPhone」のうち1つは液晶ディスプレイを採用するとも予想しています。
[via MacRumors]