Apple、「Apple マップ」のデータ収集用アプリ「Maps Surveyor」を米国のApp Storeで配信開始

Appleが米国のApp Storeで「Maps Surveyor」という新アプリをリリースしました。
このアプリは地図サービス「Apple マップ」の改善に協力したいユーザーの為のアプリで、指定されたルートを走行中に道路標識の画像やその他の道路沿いの詳細などのデータを収集することで、「Apple マップ」の改善を支援するものとなっています。
米国のApp Storeで無料で入手可能なものの、このアプリはあくまで一般ユーザー向けではなく、地図作成業務で提携している企業のスタッフ向けのアプリとみられており、実際にアプリをインストールするとパートナーアプリを開くように求められ、現時点での選択肢は「Premise」というアプリのみとなっている模様。
「Premise」は課題をこなすと謝礼が貰えるタスク・マーケットプレイスアプリで、「Maps Surveyor」アプリのコード内の調査から、Appleは「Premise」を利用して、報酬と引き換えに「Apple マップ」の改善に協力するようユーザーを招待することが示唆されています。
また、「Maps Surveyor」の使い方としては、ユーザーは「iPhone」をランドスケープモード(横向き)でマウントに固定し、「Maps Surveyor」アプリを使用して指定されたルートに沿って画像を撮影するよう指示され、位置情報や物理的な特徴に関するデータがAppleに送信され、地図上にオブジェクトを正確に配置することに使用されます。
なお、Appleは「Maps Surveyor」の屋内版である「屋内調査」アプリを2015年から提供しており、こちらのアプリは事業主が自分の敷地内でAppleの屋内測位を簡単に実施できるようにするものとなっています。
[via MacRumors]
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