Apple、mmWaveをサポートしたより高速のC1モデムチップのリフレッシュ版を開発中 ｰ 2026年に投入か

先日発売された「iPhone 16e」はAppleが自社開発したC1モデムチップを搭載しているものの、そのC1モデムチップは5G mmWaveをサポートしていないのですが、AppleはmmWaveをサポートしたC1モデムチップのリフレッシュ版を開発中であることが分かりました。

これはApple関連の情報ではお馴染みのアナリストのMing-Chi Kuo氏が明らかにしたもので、同氏によると、Appleは来年の量産を目指し、消費電力と伝送速度を改善し、mmWaveをサポートしたC1モデムチップのリフレッシュ版を開発中とのこと。

mmWaveのベースバンドをサポートすることは特に難しいことではないものの、低消費電力で安定したパフォーマンスを達成することは、Appleにとって依然として重要なハードルとなっているようです。

なお、同氏はC1チップはスタートに過ぎず、Appleは新しい世代を投入する度に技術を改善し続けるつもりだとも述べており、今年の秋に発売が噂されている「iPhone 17 Air」にもC1チップが搭載されるとみられています。

Apple's C1 modem process technology:
– Baseband: 4/5nm (both technologies are similar)
– Low-frequency/Sub-6 TRx (Transceivers): 7nm
– Intermediate Frequency (IF) TRx: 7nm
– PMIC: 55nm

The C1 refreshed version is under development for mass production next year, aiming to improve…

— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) March 6, 2025