高騰するメモリ価格、2026年第1四半期もさらに55~60%上昇の見通し|NANDフラッシュも同33~38%上昇か

現地時間1月5日、台湾の市場調査会社であるTrendForceが、高騰しているメモリ市場に関する最新の調査報告を公開し、2026年第1四半期の汎用DRAMの契約価格は前四半期比55~60%上昇し、NANDフラッシュ価格は同33~38%上昇する見込みと報告しています。
2026年第1四半期において、DRAMサプライヤーは拡大するAIサーバー需要に対応するため、先端プロセスや新規生産能力を引き続きサーバーおよびHBM製品へと再配分する見通しで、この動きにより他市場向けの供給が大幅に制限され、汎用DRAMの契約価格は前四半期比で約55~60%上昇するとみられ、NANDフラッシュについても、サプライヤーによる規律ある生産能力管理と、他用途を押しのける強いサーバー需要を背景に、全製品カテゴリで契約価格が前四半期比で33~38%上昇する可能性が高いとのこと。
ノートPC出荷の低迷や、仕様引き下げによるメモリ需要成長の鈍化が見込まれるものの、PC向けDRAM価格は2026年第1四半期も大幅な上昇が予想されています。
DRAMサプライヤーがPC OEMやモジュールメーカー向けの供給を同時に引き締めているため、一部OEMはモジュールメーカー経由でより高値のメモリを調達せざるを得なくなっており、これにより、DRAMサプライヤーのモジュール価格が上昇し、PC向けDRAM価格を大きく押し上げるとみられています。

また、スマートフォン向けDRAMについては、季節的な需要低迷期にあるものの、モバイルDRAMの供給逼迫は当面緩和されそうになく、今後数四半期で契約価格がさらに上昇する可能性があるとのこと。そのため、各メーカーは2026年第1四半期も積極的な調達を継続しており、LPDDR4XおよびLPDDR5X市場はいずれも供給不足が続き、資源配分の偏りが価格上昇を支える見通し。
さらに、GPU向けのDRAMについては、NVIDIA RTX 6000シリーズの販売目標引き下げや一部PC OEMによる出荷削減を受け、需要は軟化している模様。しかし、同様のプロセス技術を使用するDDR5向け生産能力に制約されているため、供給は依然としてタイトであり、価格上昇が続いているとのこと。




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