Apple、2026年初頭までのNANDフラッシュメモリは確保|DRAMの価格交渉はより困難な状況に

DigiTimesが、モルガン・スタンレーのアナリストの情報として、Appleは2026年第1四半期まで生産を維持できる十分なNANDフラッシュメモリを確保した一方で、DRAMについては大幅な価格上昇に直面しているようだと報じています。
Appleは2026年初頭までのNAND供給を確保しており、供給面は安定しているものの、キオクシアなどのサプライヤーからの価格は長期契約が最終確定した後に上昇する見通し。
一方で、DRAMを巡る交渉はより困難になっており、Appleが2026年第1四半期までのDRAM需要を確保するには、50%超の段階的な値上げを受け入れる必要があると予測されています。メモリメーカーは長期契約価格と、より高水準にあるスポット市場価格との差を埋めようとしているようです。
また、Appleは主要なファウンドリパートナーであるTSMCとの間では比較的有利な条件を維持しているようで、TSMCはApple向けの最先端ウェハー価格を数%台前半の値上げに留める見込みで、先端ノードを利用する他の顧客に適用されている数%台半ばの値上げ幅よりも少なくなっています。
それでもAppleの次世代A20チップのコストは、現行のiPhone 17シリーズに採用されている3nmのA19チップより約30%高くなると予測されています。
先日、台湾の経済日報が、A20チップのコストは1個あたり最大280米ドルに達する可能性があり、A19チップ比で約80%の値上げになると報じていましたが、Appleの巨大な発注量と規模に基づく交渉力により、TSMCからより有利な価格を引き出せている可能性があり、半導体供給網全体でインフレ圧力が強まる中でも、A20チップの総コスト上昇は抑制される可能性があるとみられています。
なお、DRAM価格は2026年第2四半期までにさらに最大40%上昇する可能性があると予測されており、Appleも部品価格のインフレが長期化すれば、利益率の圧縮か、製品価格の引き上げかという選択を迫られる可能性があるとのこと。




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