ドローンなど中古のDJI製品を売却・購入する際は注意が必要|6月19日よりアカウントの紐付け解除はアカウント所有者のみ可能に

DJIが、2025年6月19日からサービスポリシーを変更し、同社デバイスとアカウントの再紐付けや紐付けの解除、紐付けのリクエストは、紐付けされたアカウントの所有者のみしか出来なくなることを案内しています。
今後はバインド(紐付け)済みアカウントの所有者本人からの申請に限り、アカウントの再紐付け、紐付け解除、新規紐付けを受け付けるとのことで、紐付けされたアカウントの所有者以外の第三者からの申請には一切対応しないとのことで、今後、デバイスを売却したり、譲ったりする場合に元のアカウントの所有者がDJIアプリでデバイスとの紐付けを解除することが必須となります。

これまで(6月19日まで)は、元の所有者に連絡できない場合は、アンケートに記入して紐付け解除を申請することが可能でした。ただ、申請を受けたDJIが元のアカウントの所有者に通知し、解除をお願いする仕組みとなっており、もし、元のアカウント所有者が申請に応じない場合や解除を拒否した場合、DJIは紐付け解除の協力は出来ないと案内されています。
今回の変更の対象製品は下記の通り。
【コンシューマードローン】
- Mavicシリーズ:
- DJI Mavic 4 Pro
- DJI Mavic 3 Pro、
- DJI Mavic 3 Pro Cine
- DJI Mavic 3 Classic
- DJI Mavic 3 Cine
- DJI Mavic 3
- Airシリーズ:
- DJI Air 3S
- DJI Air 3
- DJI Air 2S
- Mavic Air 2
- Miniシリーズ:
- DJI Mini 4K
- DJI Mini 4 Pro
- DJI Mini 2 SE
- DJI Mini 3
- DJI Mini 3 Pro
- DJI Mini SE
- DJI Mini 2
- Avataシリーズ:
- DJI Avata 2
- DJI Avata
- Flipシリーズ:
- DJI Flip
- Neoシリーズ:
- DJI Neo
【業務用ドローン】
- Mavic 3E
- Mavic 3T
- Mavic 3M
- Matrice 30
- Matrice 30T(※Matrice 30シリーズのドックバージョンを除く)
- Matrice 4E
- Matrice 4T
【プロフェッショナル映像機器】
- Inspire 3
【ハンドヘルド製品】
- Osmo Actionシリーズ
- Osmo Pocketシリーズ
- Osmo Mobileシリーズ
もし紐付けが解除されていないDJI製品を購入したり、譲渡して貰い、アカウントの紐付けを変更できない場合、ドローンでは離陸制限の警告が表示されたり、飛行回数に制限がかかったり、高度制限と距離制限が適用されたりする他、デバイスが紛失した場合に紛失認証を行うことが出来ないと案内されているので注意が必要です。
なお、この変更は転売を阻止することを意図したものではなく、あくまで盗難防止の為とみられていますが、結果的に正規購入者や中古市場利用者にも大きな注意と対応が必要になります。
[via NoteBookCheck]
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