EU域内でのサードパーティ製アプリストアやWebKit以外の代替ブラウザエンジンのサポートは「iPad」は対象外

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EU域内でのサードパーティ製アプリストアやWebKit以外の代替ブラウザエンジンのサポートは「iPad」は対象外

昨日、Appleが欧州連合(EU)が現地時間3月6日に発効させる「デジタル市場法(DMA)」に対応する為、EU域内においてApp Store以外での外でのiOSアプリの提供(サイドローディング)を認めたり、独自のレンダリングエンジンを搭載したサードパーティ製Webブラウザを認めることを発表しましたが、これら変更の一部はあくまでiPhone(iOS)が対象で、iPadは対象外のものもあり、9To5Macがまとめています。

Appleは昨日に様々な変更を発表しましたが、その中にはAppleの全てのプラットフォームに適用されるものと、iPhoneのみに適用され、iPadには適用されないものがあります。

また、EU域内のみに限定される変更と、全世界で実施される変更もあり、下記にまとめてみました。

  • サードパーティのアプリストアをインストールしたり、サードパーティのアプリストアからアプリをダウンロードしたりする機能
    • 対象のプラットフォーム:iPhoneのみ
    • 対象地域:EU域内のみ
  • デフォルトのWebブラウザを選択するようユーザーに求めるSafari起動時の選択画面
    • 対象のプラットフォーム:iPhoneのみ
    • 対象地域:EU域内のみ
  • WebKit以外の代替ブラウザエンジンを搭載したアプリのサポート
    • 対象のプラットフォーム:iPhoneのみ
    • 対象地域:EU域内のみ
  • デフォルトのNFCアプリとウォレットアプリを設定する機能
    • 対象のプラットフォーム:iPhoneのみ
    • 対象地域:EU域内のみ
  • 代替決済と手数料の引き下げを可能にするApp Storeの規約変更
    • 対象:Appleの全プラットフォームのApp Store
    • 対象地域:EU域内のみ
  • ゲームストリーミングアプリを許可するApp Storeのガイドラインの変更
    • 対象のプラットフォーム:Appleの全プラットフォーム
    • 対象地域:全世界

なお、これら変更は3月初旬にリリース予定の「iOS 17.4」の一部として提供されます。また、Appleが発表した内容は下記リンク先をご覧下さい。

Apple、EU域内でのiOS、Safari、App Storeに関する変更を発表 – Apple

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