Googleの「Tensor G3」チップはSamsungの改良された4nmプロセスで製造へ
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Googleが現在販売している「Pixel 7」シリーズや今後発表する「Pixel 7a」「Pixel Fold」には独自チップ「Tensor G2」が搭載されており、同チップはSamsungの5nmプロセスを使用して製造されていますが、9To5Googleによると、次期チップの「Tensor G3」は4nmプロセスでの製造となるようです。
Samsungは4nmプロセスに改良を加えており、チップ生産時の歩留りが大きく改善し、確立された5nmプロセスの歩留りに近づいた模様。
Samsungは2021年から4nmチップの開発に取り組んできたものの、歩留りが良く、優れたプロセスを持つTSMCに追いつくのに苦労しており、2022年にはQualcommが「Snapdragon 8 Gen 1」の生産をSamsungからTSMCに切り替え、その切り替えにより電力効率が大幅に改善されるなどの大きな成果を上げた実績があります。
最新の情報では、Samsungの4nmプロセスはTSMCと同等レベルに達しているようで、Googleの「Tensor G3」チップはこの改良された4nmプロセスで製造されるようです。
なお、プロセスルールの微細化は、演算性能の向上・採算性に貢献する上に省電力化ももたらすと言われています。
コメント
コメント一覧 (1件)
プロセスルールの微細化は大変なんだろうけど、プロセスルール頼みだと、チップの性能向上は技術力を競うというよりも生産拠点押さえられた資金力の勝負というマネーゲームになってきている。