App Storeの新しい価格設定がアプリの販売とアプリ内課金でも利用可能に

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App Storeの新しい価格設定がアプリの販売とアプリ内課金でも利用可能に

Appleは昨年12月にApp Storeの価格設定に関する過去最大規模の改定を発表していましたが、本日よりこのアップグレードと新しい価格が、アプリとアプリ内課金のすべてのタイプ(有料アプリや1回限りのアプリ内課金を含む)で利用可能になりました。

以前は開発者は87種類の価格設定から希望する価格に近いものを選んで設定する形だったものの、新しい価格設定では700種類の価格帯を用意され、その内訳はこれまで通り開発者が自由に設定できる600種類に加え、リクエストがあった場合のみAppleが許可をして使用可能になる高額価格帯の100種類となっており、App Storeで使える価格帯は米ドルの場合は0.29ドルから1万ドル、日本円の場合は50円から160万円まで細かく設定可能となりました。

昨年の発表時点ではサブスクリプションの自動更新を使用しているアプリでのみ利用可能でしたが、本日よりアプリの販売やアプリ内課金でも利用可能となりました。

・より柔軟性のあるプライスポイント:新たに選択可能になった900のプライスポイントは、有料Appや1回限りのApp内課金で従来利用できたプライスポイントのほぼ10倍に相当します。この新たなプライスポイントでは、2,000円までは10円刻み、2,000円から1万5,000円までは100円刻みなどのように、価格範囲全体で徐々に価格が増加するため、価格設定の柔軟性が一層高まります。

・世界的な価格設定の最適化: それぞれの国や地域で最も一般的な価格設定に従って世界的に平準化された価格を使用することで、ユーザーに対してより適切な価格を提供することができます。

・ベース価格に基づいたグローバルな価格設定:主な拠点としている国や地域をベースとして指定することで、それ以外の174のストアフロントと43の通貨で、有料Appや1回限りのApp内課金に対して世界的に平準化された価格を設定することができます。デベロッパがベースのストアフロント向けに設定した価格を、Appleが税金および外国為替レートの変動に基づいて調整することはありません。また、それ以外の各ストアフロントでの価格は、希望に応じてデベロッパが別途設定することができます。

・地域ごとの配信オプション:App内課金(サブスクリプションを含む)の配信の有無をストアフロントごとに決定できるため、コンテンツやサービスの提供を各市場に合わせてカスタマイズできます。

また、国際市場での価格設定の管理をシンプルにする便利なツールである「App Storeのグローバル平準化ツール」が5月9日にアップデート予定で、これにより開発者が選択したベースの国や地域に対して、金融データプロバイダが公開する為替レート情報を使用して世界的に平準化され、それぞれの国や地域で最も一般的な基準にそったプライスポイントを活用するため、ユーザーにとってより適切な価格が設定されるようになります。

App Storeの価格設定のアップグレードの適用範囲が全購入タイプに拡大 – Apple

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