Reuterによると、米Intelが、メディア向けイベントにおいて、同社の第5世代移動通信システム(5G)対応の自社モデムチップは2020年まで消費者向け携帯電話に搭載されないとの見通しを明らかにしたことが分かりました。
これにより、Intel製モデムチップを採用しているAppleの「iPhone」の5G対応は少なくとも2020年以降になり、5G対応機種投入が競合他社より1年以上遅れることになります。
5G対応「iPhone」については、Bloombergも、昨年12月に、Appleは5Gに対応する新型「iPhone」の発表を少なくとも2020年まで先送りする計画のようだと報じており(下記エントリ参照)、Intel製のモデムチップ以外にSamsungとMediaTekの2社のモデムチップの採用も検討していることも明らかになっています。
Appleは2018年以降はIntelからのみ「iPhone」用のモデムチップを調達しており、Intel製以外を新たに採用しない限り、5G対応「iPhone」の登場は2020年以降になる可能性が高そうです。