「iPhone 5s」や「iPhone 6」といった旧モデルでの「iOS 12 GM」と「iOS 11.4.1」の動作比較テスト映像
9月18日に正式にリリースされる「iOS 12」は、主にパフォーマンスの向上に重点が置かれたアップデートで、古いデバイスでもパフォーマンスの改善が期待出来るとされていますが、本日の「iOS 12 GM」のリリースに合わせ、「iPhone 5s」や「iPhone 6」で「iOS 12 GM」と「iOS 11.4.1」の動作速度比較を行った映像が公開されました。
Appleの公式サイトの発表によると、「iPhone 6 Plus」ではカメラの起動速度(ロック画面からのスワイプ)で最大70%、アプリの起動で最大2倍、文字入力をする際のキーボードの表示はSafariで最大50%、それぞれ高速化されると謳っています。
動作速度の比較テストでは、「iOS 12 GM」と「iOS 11.4.1」を搭載し、同じ設定にした「iPhone 5s」、「iPhone 6」、「iPhone 6s」で行われており、あくまで手動でのテストの為、多少の誤差があります。
結果は、一部のアプリの起動で「iOS 12 GM」の方が遅い場合もありますが、「メッセージ」アプリでのキーボードの表示速度やカメラアプリの起動時間、SNS系のサードパーティ製アプリの起動時間などが僅かながら向上しているように見え、劇的な向上はないものの、少なくともアップデートでパフォーマンスが低下するといったことはなさそうです。
(違いが一番良く分かるのは「メッセージ」アプリでのキーボードの表示速度の改善)
また、Antutuベンチマークのスコアが「iOS 12 GM」の方が各デバイスとも1,000〜2,000ほど向上しています。
なお、各デバイスでのテスト映像が下記動画で、GM版は余程のことがない限り、このまま一般向けに正式リリースされるビルドとなる為、アップデート予定の方は是非参考にして下さい。