iFixit、「iPad Pro (M4) 13インチ」の分解動画を公開
分解レポートでお馴染みのiFixitが、「iPad Pro (M4)」の13インチ/256GBモデルの分解動画を公開しました。
「iPad Pro (M4)」の内部設計については、スピーカーが前モデルの楕円系(ピル型)から円形の新設計のものに変更されている他、ロジックボード上に本体強度向上のための金属製のカバーが付けられているのが特徴。
また、バッテリー容量はAppleの仕様でも公開されている通り38.99Whで、バッテリーにはディスプレイを取り外すだけでアクセス出来るようになった他、バッテリーセルに粘着式のプルタブが組み込まれており、バッテリーを取り外しやすくなっています。バッテリーセルについては、M2モデルの4セル式から2セル式に変更されています。
ただ、薄型化に伴い、ドーターボードからスピーカー、同軸ケーブルに至るまで、ネジ止めするスペースがないために接着されているものが沢山あり、スピーカーは取り外そうとすれば壊れるし、ドーターボードは見方を間違えれば曲がってしまうし、熱に弱いカメラは取り外すのに危険なこじ開けの作業を強いられ、薄型化に伴う修理し易さへの弊害が至る所で発生している模様。
256GBのNANDフラッシュメモリはチップが1つだけで構成されており、複数チップで構成されるであろう1TBなどの大容量モデルと比較するとデータの読み書き速度に差がある可能性があります。
「iPad Pro (M4)」の分解動画についてはPhone Repair Guruも公開しており、こちらでは放熱性能向上のために銅製に変更されたAppleロゴも確認されています。
なお、iFixitの動画の後半では「Apple Pencil Pro」の分解動画も公開されており、その内部設計が確認出来るので、是非ご覧下さい。
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