米Microsoft、AI搭載の「新しいBing」を発表
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本日、米Microsoftが、AIを搭載した新しい「Bing」検索エンジンを発表しました。
「新しいBing」は提携するOpenAIの技術を統合し、検索、ブラウジング、AIチャットが一つにまとめられており、AIが関連性の高い情報を整理して提示してくれ、ユーザーの質問にチャットで答え、インスピレーションを得るのを助けてくれます。この体験により以下が実現されます。
- より優れた検索: 新しい Bing は、スポーツの試合のスコア、株価、天気などのシンプルな検索に対して、より関連性の高い検索結果を提供し、必要に応じてより包括的な回答を表示するためのサイドバーを新たに備え、使い慣れた検索エクスペリエンスをさらに向上してくれます。
- 完全な回答: Bing では、ウェブ上の検索結果を検証し、ユーザーが探している答えを見つけてまとめてくれます。例えば、今作っているケーキの卵を別の材料に置き換える方法を、複数の検索結果やレシピをスクロールすることなく、その場で詳しく教えてもらうことができます。
- 新しいチャット体験: より複雑な検索、例えば詳細な旅程の計画や、購入予定のテレビを探している場合に、新しい Bing では新たな対話型チャットを提供します。チャット体験により、探している完全な答えを得るまで、詳細情報、解説、アイデアを繰り返し尋ねることによって検索を絞り込めるようになります。結果にはリンクが含まれているので、意思決定をすぐに行動に移すことができます。
- クリエイティブな触発: 単なる答えだけでなく、インスピレーションが必要なときがあります。新しい Bing はあなたに代わってコンテンツを生成してくれます。メールの下書き、ホテルと飛行機の予約リンクが付いた 5 日間のハワイ旅行の行程表の作成、採用面接の準備、トリビアナイト用のクイズ作成など、さまざまな場面で活用できます。
- Microsoft Edge の新体験: Edge ブラウザをアップデートし、新しい AI 機能と外観を備えて、チャットとコンテンツ作成 という 2 つの新機能を追加しました。Edge Sidebar を使って、長い財務報告書を要約して重要ポイントを把握できます。さらに、チャット機能を使って競合他社の財務との比較を依頼し、自動的に表にすることもできます。また、LinkedIn の投稿などのコンテンツを作成する際に、いくつかのプロンプトを与えて Edge に手伝ってもらうこともできます。作成後、投稿のニュアンス、形式、長さなどを更新する際にも手伝ってもらえます。
採用しているエンジンはOpenAIの「ChatGPT」の言語モデル「GPT-3.5」ではなく、OpenAIのモデルを使った独自開発の次世代言語モデル「Prometheus(プロメテウス)」となっており、ChatGPTよりも新しい情報が含まれていて、最大1,000ワードの長さのクエリを入力可能。
本日よりデスクトップ版(英語版)の限定プレビューが開始され、今後数週間のうちに数百万人に拡大される予定で、公式サイトでは順番待ちリストへの参加を受け付けており、モバイル向けのプレビューもまもなく開始される予定です。
順番待ちの順番が早くなる条件も公開されており、その条件とは「Microsoft Edge」をデフォルトブラウザに設定し、モバイル向け「Bing」アプリをスマホにインストールして、両方でMicrosoftアカウントでログインすることとなっています。