Apple、｢iMac 24インチ｣向け有機ELディスプレイの開発プロジェクトを開始か｜製品の発売は早くても2027年以降

ディスプレイ業界に精通した韓国のThe Elecが、Appleが「iMac」向けの有機EL（OLED）ディスプレイの開発プロジェクトを開始したようだと報じています。

業界関係者の話によると、AppleはSamsung DisplayおよびLG Displayに対し、iMac用OLED開発に関する情報提供依頼書（RFI：Request For Information）を送付したことが分かったそうで、RFIは製品仕様が確定した後にセットメーカーが部品メーカーへ見積依頼書（RFQ：Request for Quotation）を送付する前段階でやり取りされる文書で、製品開発に必要な技術情報を確認する目的で用いられ、現時点では仕様はまだ確定していない段階とのこと。

Appleが最近要請した「iMac」用のOLEDの仕様は、24インチ、輝度600ニト、画素密度218PPIなどと伝えられており、現在販売中の液晶ディスプレイを搭載した「iMac」の主な仕様は、輝度500ニト、218PPIとなっています。

なお、Appleは2027〜2028年までに「iMac」向けOLEDパネルの開発を完了する計画とされていますが、完成品としての発売時期はそれ以降になる見通し。