【レビュー】1万円以下のコスパに優れた耳掛け式オープンイヤー型イヤホン「SOUNDPEATS Chasers」

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【レビュー】1万円以下のコスパに優れた耳掛け式オープンイヤー型イヤホン「SOUNDPEATS Chasers」

コストパフォーマンスの高いワイヤレスイヤホンで有名なSOUNDPEATSが先月に発売したLDACコーデック対応の新型オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Chasers」を提供頂いたので紹介します。

SOUNDPEATS Chasers」は耳掛け式のオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンで、同ブランドとしては昨年10月に発売した「SOUNDPEATS Breezy」以来となる耳掛け式。同社の耳掛け式としては高音質コーデックのLDACに対応したのが特徴で、快適な装着感と高音質を両立したモデルとなっています。

詳細は以下から。

目次

主な仕様

【レビュー】1万円以下のコスパに優れた耳掛け式オープンイヤー型イヤホン「SOUNDPEATS Chasers」

「Chasers」は、18×11mmのカスタムダイナミック型ドライバーを搭載した耳掛け式のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンで、PU素材と繊維紙を用いた振動板の採用により、従来のオープン型では難しかった深みのある低域再生を実現しています。

また、オーディオ信号に応じて音質をリアルタイムに最適化する独自のダイナミックEQ技術を採用し、コーデックはSBCとAACに加えてLDACにも対応し、最大96kHz/24bit再生をサポートしています。

イヤーフックには約5,000回の折り曲げテストを通過した約0.7mmの超極細ニッケルチタン合金ワイヤーを内蔵し、さまざまな耳の形に適応する他、素材も肌に優しい12A(ショア硬さ)液体シリコンを採用することで、復元性に優れ、耳の輪郭に優しくフィットする仕組み。

他にも、通話用のノイズキャンセリング技術、マルチポイント接続、ムービーモード、低遅延のゲームモードなども備え、Bluetoothバージョンはv5.4、防水性能はIPX5規格対応で、連続再生時間はイヤホン本体で最大約10時間、充電ケース併用で最大約35時間となっており、10分の充電で約1.5時間の再生が可能な急速充電にも対応しています。

主な仕様

製品名SOUNDPEATS Chasers
ドライバー構成18×11mm コンポジットダイナミック型
再生周波数帯域20Hz – 40KHz
Bluetoothver 5.4
対応コーデックAAC, SBC, LDAC
連続再生時間イヤホン単体:10時間
充電ケース併用:35時間
イヤホン充電時間1.5時間
防水規格IPX5
重さイヤホン(片耳):9.5g
充電ケース:80.77g
カラーブラック

同梱品や外観デザイン

同梱品は本体の他、充電用のUSB-C – USB-Aケーブルと説明書類で、ケーブルはそろそろUSB-C – USB-Cケーブルにしても良いのではないかと思います。

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充電ケースは全面プラスチック製で光沢のあるデザイン。耳掛け型でイヤホン本体が大きい為、平べったい造りとなっています。蓋は指が当たる箇所に引っ掛けがあり開けやすい設計になっており、中央下部に充電状況やペアリングモード時などに光るLEDインジケーターランプが搭載されています。光沢がある素材なので、指紋などはかなり目立ちます。

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背面に充電用のUSB-Cポートが用意されており、ワイヤレス充電には非対応です。また、ペアリングボタンはケース内部に搭載されています。

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イヤホン本体は充電ケースと違ってマットな質感。これは素材も肌に優しい12A(ショア硬さ)液体シリコンが表面に採用されている為。シンプルなデザインで、スピーカー部分とバッテリーが入っている箇所にゴールドの装飾があしらわれています。日本人はゴールドが目立つのを好まない人も多いと思いますが、ゴールドの装飾は装着すると見えにくい箇所に施されており、あまり気にする必要はないかもしれません。

充電ケースのサイズは88.3×62.4×25.8㎜で、イヤホンを含めた重さは80.77gと、ワイヤレスイヤホンの中では大きく、重たいのですが、重さは気にならないレベル。大きは確かに大きいものの、薄い造りの為、ポケットに入れることは可能です。

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AirPods Pro 2のケースとの大きさ比較

装着感

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装着感は、同じオープンイヤー型では最近流行のイヤーカフ式とまではいかないものの、基本的には耳に載せているだけなので快適で、長時間着けていても痛くなることもありません。最初に装着した際はきちんと装着出来ているかな…という不安感があるのですが、慣れると着けていることが気にならなくなります。

耳にかける仕組みの為、首を振ってみたり、走ったりしても落ちることはないので、インイヤー型やイヤーカフ型に比べるとランニングなどにも最適な形状となっています。

ただ、筆者は常時メガネを掛けているのですが、耳掛け式はメガネとの相性はあまり良くない印象。フック部分をメガネのテンプル部分の下に潜り込ませるように耳に引っ掛けないと、イヤホンがズレてしまったり、干渉して浮いた感じになってしまう場合もあります。これは本製品だけでなく、耳掛け式の全ての製品に言えることなのですが、メガネとの共用に関してはオープン型ではイヤーカフ式に軍配が上がります。

注意点としては、本製品の約80%は液体シリコンが使用されている為、シリコンが苦手な方は使用を控えるよう案内されています。

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また、耳の穴に当たる箇所の外側にはタッチセンサーが内蔵されており、タッチ操作で再生コントロールや各種モードのオン/オフが可能です。センサーは感度がかなり良く、少し触れただけで誤作動してしまう場合もあり、必要ないという方はアプリでオフにすることも可能です。

なお、装着センサーは非搭載なので、イヤホンの装着を検知して音楽を再生したり停止したりする機能は対応していません。

公式アプリや音質など

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同社の最近のイヤホンと同じく、専用アプリ「PeatsAudio」(無料)に対応しており、本アプリを利用することで様々な設定の変更やバッテリー残量の確認、ファームウェアのアップデート、イコライザー機能などが利用可能。

アプリのトップページにはイヤホンおよび充電ケースのバッテリー残量が表示される他、ゲームモード、ムービーモード、ダイナミックEQのオンオフが可能な他、タッチ操作の有効・無効化やタッチ操作の各種操作の割り当てを変更することが可能です。

音質は??

音質に関しては、標準でも安物のイヤホンに良くある籠もったような音ではなく、クリアな音質。ただ、少し高音域と中音域が強く、低音域が弱めで軽い印象。これに関しては「ダイナミックEQ」を有効化することで、低音域が強くなり、音に厚みが出る感じなので、「ダイナミックEQ」は基本ONの方が良いのではないかというくらいです。

ちなみに「ダイナミックEQ」の詳細は下記の通り。

市販の一般的な低音強調アルゴリズムと比較して、ChasersのダイナミックEQ技術は、オーディオ信号をよりインテリジェントに分析し、異なる音楽ジャンルや音量レベルに応じて微細なダイナミック調整を行います。これにより、低域の深みと力強さを確保しながら、低音の過剰な強調による濁りを回避し、ディテールが明瞭で、よりバランスの取れた自然な全体音質を実現します。つまり、幅広い音楽スタイルにおいて優れた音質を提供するのです。

他にもイコライザー機能が充実しているので、好みの音質に変えることが可能です。

気になる音漏れに関しては、オープンイヤー型なので電車の中で音楽を聴き入る音量にすると周りに曲がわかるくらい漏れてしまうので、注意が必要。

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その他の機能

「集中モード」はオープンイヤー型の音響構造に合わせて開発された音場最適化機能で、アルゴリズムにより騒がしい環境下でもよりクリアな音をお届けすることを目指しているとのことですが、有効化してもあまり変わりは感じられず…。公式でも本モードはあくまで補助的なリスニング最適化機能として利用することが推奨されています。

また、60msの低遅延を実現し、ゲームプレイ時に最適な「ゲームモード」や、映画視聴に合わせた音質に変更してくれる「ムービーモード」が利用可能。なお、「ムービーモード」はマルチポイント接続を有効化しなければ使えない仕様で、逆にマルチポイント接続を有効化するとLDACが使えなくなるので、両方有効化したいユーザーにとっては少し面倒臭い仕様となっています。

他にもタッチ操作のコントロールを細かくカスタマイズ出来たり、操作時の音声ガイダンスの言語(残念ながら日本語は無し)や音量を変更可能です。

「イヤホンを探す」機能は詳しい説明はないものの、GPSではなく、Bluetoothを用いたもので、あくまで家の中で無くしてしまった際に音を鳴らして見つける為のものとなっています。ただ、地図は中国語と英語が入り交じった状態なので、あくまでおまけ機能として考えておいた方が良いと思います。

(※テスト時は「イヤホンを探す」機能でなぜかiOS版では左耳のイヤホンのみしか検出されなかったので下記のスクリーンショットもその状況を示していますが、再ペアリングなどを繰り返してるうちに右耳のイヤホンも正常に検出されるようになりました)

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LDACはAndroidのみ

96kHz/24bitのデータ伝送に対応し、最大ビットレートは990kbpsで従来のSBCコーデックの約3倍のデータ量転送を実現する高音質コーデックの「LDAC」をサポートしていますが、他のイヤホンと同じくLDACはiPhoneは未対応の為、あくまでAndroidの対応スマホでのみ恩恵が受けられます。なお、利用するにはAndroid版の「PeatsAudio」アプリの設定欄で「LDAC」を有効化する必要があります。

【レビュー】1万円以下のコスパに優れた耳掛け式オープンイヤー型イヤホン「SOUNDPEATS Chasers」

まとめ

【レビュー】1万円以下のコスパに優れた耳掛け式オープンイヤー型イヤホン「SOUNDPEATS Chasers」

「SOUNDPEATS Chasers」の価格は9,680円(税込)と、SOUNDPEATSらしくコストパフォーマンスに優れたモデルとなっており、この価格帯にしては音質は良く、機能性・操作性とのバランスも良いと感じます。

オープンイヤー型なので、圧迫感のない着け心地と周囲の音が聞こえるのが特徴なので、家の中で何かしながら音楽やPodcastを聴いたり、ゲームや仕事をしながら、防水仕様(IPX5)なのでジムでのトレーニングなどの際にオススメで、外ではノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンを使用するなど、状況に応じて使い分けるのが良いと思います。

なお、Amazonではクーポンコード「SPCSR6Z01」(使用期限:2025年7月13日まで)を購入時に入力することで5%オフで購入可能です。

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