ソニーの新型ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM6」は性能だけでなく、修理し易さも向上
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本日、ソニーがフラッグシップワイヤレスヘッドホンの最新モデル「WH-1000XM6」を発売しましたが、iFixitが、「WH-1000XM6」の分解レポートを公開しています。
「WH-1000XM6」は新しいQN3チップによりアクティブノイズキャンセリングの強化が行われていますが、内部設計にも大きな変更が行われており、修理し易さが前モデルの「WH-1000XM5」よりも大幅に向上しているとのこと。
「WH-1000XM6」のハードウェアには修理性向上を目的とした変更が随所に見られ、中でも最も重要な箇所が消耗部品であるリチウムポリマーバッテリーの固定方式で、これまでのように両面テープで貼り付ける方式ではなく、ネジ2本でしっかり固定されている構造へと変更されており、交換が容易になっています。

さらに、内部構造でも修理し易さを意識した設計が施されており、ドライバーミッドプレートはモジュール化されており、接着剤に苦労することなく、他の部品を損傷するリスクも減った形で交換が可能で、USB-Cポートは一般的に故障しやすい箇所ですが、モジュール化かつアクセスしやすい配置になり(XM5でもモジュール化されていましたが、アクセスは困難でした)、オーディオジャックとボタン基板もモジュール化され、簡単にアクセスできるよう改善されているとのこと。

一方で、ヘッドバンド部はあまり改善されていないようで、以前のモデルよりは取り外しやすくなっているものの、布で覆われたユニット全体を交換する必要がある点は依然として無駄が多いと感じ、ソニーのエンジニアリング力をもってすれば、金属やプラスチックの混在する構造を一括廃棄せずに済む方法を考案できるはずだと指摘しています。
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