Apple、EUのDMA対策でサイドローディングを認めることを発表 ー EU圏ではWebブラウザも自由化

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Apple、EUのDMA対策でサイドローディングを認めることを発表 ー EU圏ではWebブラウザも自由化

本日、米Appleが、欧州連合(EU)が現地時間3月6日に発効させる「デジタル市場法(DMA)」に対応する為、App Store以外での外でのiOSアプリの提供(サイドローディング)を認めることを発表しました。

この変更は本日にベータ版がリリースされた「iOS 17.4」で適用される予定で、EU圏内のユーザーはApp Store以外のアプリストアのアプリをインストールし、そのアプリストアからアプリをダウンロード出来るようになります。

ただ、Appleの承認プロセスを通る必要があることに変わりはない他、サードパーティ製のアプリストアアプリをダウンロードする場合に警告が表示され、このサードパーティ製のアプリストアアプリをデフォルトのアプリストアに設定することも可能。

また、配信されるアプリはAppleによる公証を受ける必要がある他、有料アプリの開発者は売り上げの17%をAppleに支払う必要があります。(中小企業向け割引率の対象となるアプリの場合は10%で、Appleの支払い処理システムを利用する場合は別途3%必要)

Safari以外のWebブラウザをデフォルトのブラウザに設定可能に

同じくDMAへの対応で、「iOS 17.4」ではEU圏内で「Safari」を起動すると代替のWebブラウザを選択する画面が表示されるようになります。

また、現状では「Chrome」など他社製のWebブラウザでもブラウザのレンダリングエンジンには「Webkit」を使用することが必須となっていますが、EU圏では他社製のWebブラウザに独自のレンダリングエンジンを搭載することも可能となります。

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