【レビュー】SwitchBotの新型スマートロック『SwitchBot ロック Pro』− 指紋認証パッドとの組み合わせでさらに快適に
取り付け
ドアへの取り付けは、まずサムターンホルダーをサムターンを挟み込むように締め付け、本体の高さ調節プレートのネジを外し、ドアと本体が平行になる位置で高さ調節プレートを再度固定します。
次は、付属のクリーニングティッシュで接着面を拭き、さらに付属の接着促進剤を塗り1分間待つ。その後、本体を貼り付け、2分ほど押さえつけたままにする。
さらに、付属の固定補強テープで固定し、48時間保持することで本体の取り付けは完了となり、最後にドアの開閉感知用の磁石を指定の位置に取り付ける。この磁石により、ドアが閉まっていない通知を受け取ったりすることが可能。
SwitchBotアプリとの連携
アプリとの連携は「SwitchBot」アプリを起動し、画面右上の「+」ボタンの「デバイスの追加」から行うことが可能で、あとはアプリの指示に従って進めることで問題なく連携可能。ただ、絶縁シートを前もって取ってしまっていた場合はアプリとの接続モードにするには電池ケースを開ける必要がある為、取り付け時は最初から電池ホルダーを抜いておくのも一つの手。
連携後はアプリ側でも画面をタップすることで施錠・解錠の操作が可能な他、施錠・解錠の履歴を見たり、緊急解錠機能の利用や各種設定、バッテリー残量などの確認が可能。
設定では、表示ランプやサウンドのオンオフ、リモート解錠通史のオンオフ、クイックキーの動作設定、ドアの閉め忘れや未施錠のアラートのオンオフ、通知のオンオフ、自動施錠機能のオンオフ、クラウドサービスとの連携などが行えます。
さらに、クラウドサービスを有効にすることで、SwitchBotハブ製品を経由して、Amazon Alexaなどから音声操作で解錠したりすることが可能です。
他にもApple Watchからも施錠・解錠が可能な他、「SwitchBot ハブ2」に繋ぐことでMatterに対応し、AppleのHomePodユーザーの場合はホームアプリから直接「SwitchBot ロックPro」を操作することができ、SwitchBotのその他スマートデバイスと連携することで、さまざまなオートメーションシーンも実現可能です。
下記は「SwitchBot ロックPro」が対応している15種類の解錠方法で、一部は「指紋認証パッド」や「キーパッド」「ハブ2」など別途アクセサリなどが必要となっています。
- スマートフォン
- Apple Watch
- 指紋認証
- パスコード
- NFCカード
- 期間限定パスコード
- ワンタイムパスコード
- 鍵の共有
- 音声操作
- 遠隔操作
- ウィジェット操作
- 1ドア2ロック対応
- NFCタグ
- リモートボタン
- 物理鍵
クイックキー
本製品の特徴として、本体のサムターン部分が円形のダイヤル式に変更され、さらにその中央部はクイックキーとなっており、ダイヤル部分を回して手動で施錠と解錠が可能な他、クイックキーを押すことで電動で施錠と解錠が可能となっています。
このクイックキーの動作内容は上述した通り設定欄で変更可能で、無効化することも出来る他、押した際に施錠のみ、解錠のみに設定したり、起動の仕方をワンクリックとダブルクリックから選択出来ます。
他社製も含め、従来のスマートロックは普通にサムターンを回して施錠・解錠を行う仕組みだったので、1クリックで施錠・解錠が出来るのは地味に便利かも。
SwitchBot指紋認証パッド
今回は「SwitchBot ロック Pro」と共に「SwitchBot指紋認証パッド」も一緒に提供して頂いたのですが、「SwitchBot ロック Pro」を使用する場合は是非とも「SwitchBot指紋認証パッド」を一緒に使用することをオススメします。
「SwitchBot指紋認証パッド」を「SwitchBot ロック Pro」とセットで使用すると、スマホやスマートウォッチを持つ必要がなくなり、パスコードや指紋認証だけで鍵を開けられるようになります。
筆者自身、まだパスコードのキーパッドすらない時代に他社製のスマートロックを使用していた経緯があったものの、スマホやスマートウォッチで操作するのが煩わしかった為、バッテリー切れと共にスマートロックから一時遠ざかっていたのですが、「SwitchBot指紋認証パッド」を一緒に使用したことでその組み合わせが超便利なことに気付いた次第です。
取り付けはネジ止めもしくは両面テープで行う仕組みで、取り付け後はロックされる仕組みになっており、防犯の為、無理矢理取り外した場合に警告音が鳴る仕組みになっています。
「SwitchBot指紋認証パッド」には10桁の数字のボタンと施錠ボタン、決定ボタン、指紋センサー、NFCセンサーが搭載されており、各ボタンにはバックライトも搭載されているので、夜間でも操作し易くなっています。本体上部には施錠・解錠やエラーなどを知らせるランプも搭載されており、IP65の防塵防水対応となっているので、雨に濡れるような場所でも利用可能。
バッテリーはCR123Aリチウム電池2個で動作する仕組みで、1日1人あたり3回ロックを解除する場合、3人家族で2年間使用可能です。電池は背面の蓋を開けて交換する仕組みですが、防水仕様の為か蓋がかなり開けにくく、付属のセパレータを用いる必要あり。
パスコードは6桁〜12桁の任意の数字を設定でき、最大で100組まで設定可能。指紋やNFCカードも最大100組まで登録可能で、各方法ともに常に有効なものや期間限定で有効なものなどが設定可能です。各解錠方法とも5回連続で失敗すると1分間使用できなくなり、もう一回失敗すると5分間使用出来なくなり、失敗回数が増えるほど使用出来ない時間も長くなる仕組み(最長24時間まで)。
パスコードについては、友人が遊びに来る時には期間限定パスワードを用意したり、家事代行サービスなどにはワンタイムパスワードを用意したりすることも可能です。
また、NFCカードは専用のカードキーが1枚付属していますが、別売りでも販売される他、他社製のNFCカードやNFCタグも登録可能(MIFARE Classic 1K規格で暗号化されていないもの)。
実際に指紋認証とNFCカードで解錠する様子を撮影したものが下記の動画で、どちらも約2〜3秒で解錠可能。
まとめ
今回は「SwitchBot ロック Pro」をレビューしましたが、スマートロックを使っていなかった数年間の間に色々と進化していることが実感でき、何よりも指紋認証パッドとの組み合わせが快適過ぎて通常の鍵には戻れないほど。
バッテリーに入手し易くコストも安価な単3電池が利用可能になったのはプラス面ですが、その影響で本体が旧モデルよりも一回り大きくなり、重さも増加しているのが懸念材料となっています。両面テープの粘着力も2倍になり、粘着部分の面積も拡大しているので、今のところ剥がれるといったことはなさそうですが、ドアの開け閉めによる振動の影響が気になるところ。
また、スマートロックの導入は戸建てやオートロックのないマンションはし易いですが、オートロックがあるマンションの場合はオートロックを「SwitchBotボット」でキーレス化しない限りは完全なキーレス生活は難しいのが現状。
ただ、戸建てやオートロックのないマンションで家族など、複数人で鍵を持っている場合は「SwitchBot ロック Pro」と指紋認証パッドを導入して指紋もしくはパスコードを設定するだけで全員が鍵を持つ必要がなくなる上、鍵を忘れた際にも指を当てるだけで解錠出来るのでかなり快適になります。
機能が充実していて全ての機能を使いこなすには慣れや勉強が必要ですが、この指紋認証でのロック解除だけでも導入する価値はあると思います。
なお、「SwitchBot ロック Pro」の価格は15,980円(税込)で、「SwitchBot 指紋認証パッド」は9,980円(税込)となっており、両製品をセットにした 「指紋認証ドアロックProセット」は22,980円(税込)なので、両方購入する予定の方はセットモデルを購入した方がお得です。
SwitchBotの公式ストアやAmazonでは、現在、「新春セール」が開催されており、セールでは 「指紋認証ドアロックProセット」が19,533円と3,447円オフで販売中で、更に当ブログの読者限定で『SB03LOCK』のクーポンコードを入力することでさらに500円オフで購入可能です。
・SwitchBot ロック Pro – 公式ストア
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