Microsoft、「Windows 11」向け大型アップデートを配信開始 ー AIコンパニオン「Microsoft Copilot」の追加など

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Microsoft、「Windows 11」向け大型アップデートを配信開始 ー AIコンパニオン「Microsoft Copilot」の追加など

本日、Microsoftが、先日に開催したSurface発表イベントにおいて発表していた「Windows 11」向けの最新大型アップデート「Moment 4」をリリースしました。

本アップデートでは、AIコンパニオンの「Microsoft Copilot」のプレビュー版が搭載され、「Win+C」のショートカットキーで起動可能で、サイドバーとして表示されます。

また、本日のアップデートでは、Windows Backup、音声アクセスによるログインや容易なテキスト修正、アプリやウェブサイトのパスワードを置き換えるパスキーセキュアサインインなど、多くの新機能が利用可能となっていますが、新機能が追加されるタイミングはデバイスにより異なります。

当初は CFR (コントロールドフィーチャーロールアウト) により、今後数週間かけて徐々に新機能の一部が提供され、最終的には150以上もの新機能が導入されます。新機能の一部内容は下記の通り。

  • ペイント
    • 背景除去やレイヤー機能が追加されると共に、生成 AI を活用した Cocreator のプレビューが提供され、描画やデジタル制作のための AI が強化されました。
  • フォト
    • 写真の編集を簡単にする新機能を含む AI により強化されます。Background Blur (背景ぼかし) を使えば、写真の被写体をすばやく簡単に目立たせることができるようになります。フォトアプリは、写真の背景を自動的に検出し、ワンクリックで瞬時に被写体を強調し、背景をぼかします。OneDrive (個人用) のアカウントに保存されている写真を使って、探している写真をすばやく見つけられるようになりました。また、撮影場所に基づいて写真を検索できるようになりました。
  • Snipping Tool
    • 画面上のコンテンツをキャプチャーする方法が増えました。このアップデートにより、画像から特定のテキストコンテンツを抽出して別のアプリケーションに貼り付けたり、キャプチャー後の画面でテキストアクションを使用してテキストを再編集することで、機密情報を容易に保護したりできるようになります。また、オーディオとマイクのサポートによるサウンドキャプチャーの追加により、スクリーンから魅力的なビデオやコンテンツを簡単に作成できるようになります。
  • Clipchamp
    • 自動合成機能を搭載し、画像や映像に基づいたシーンの提案、編集、ナレーションを自動的に行ってくれるようになります。家族や友人、ソーシャルメディアと共有する動画をプロのように作成・編集できます。
  • メモ帳
    • 自動的にセッションの状態を保存するようになり、ダイアログなしで終了できるようになります。セッションを再開すると前回の状態が復元されます。メモ帳は、以前に開いていたタブを自動的に復元し、それらの開いていたタブにあった未保存のコンテンツや編集も復元します。
  • 新しいOutlook for Windows
    • 様々なアカウント (Gmail、Yahoo、iCloud など) を 1 つのアプリから接続し、連携できます。インテリジェントツールにより、明確で簡潔な電子メールの作成が支援され、OneDrive から重要な文書や写真をシームレスに添付できるようになります。詳細はこちらを参照ください。
  • モダナイズされたエクスプローラ
    • ホーム、アドレスバー、検索ボックスはすべて、重要で関連性の高いコンテンツにより容易にアクセスし、ファイルの最新状態に追随し、ファイルを開かなくてもコラボレーションできるように再設計されます。また、新しいギャラリー機能により、写真コレクションに容易にアクセスできるようになります。
  • ナレーターにおける音声アクセスへの新しいテキストオーサリング体験とナチュラルボイス
    • Windows 11 をこれまでで最もアクセスしやすい Windows にするための継続的な取り組みの一環です
  • Windows Backup
    • 新しい Windows 11 PC への移行を今まで以上に容易にします。Windows Backup を使えば、ほとんどのファイル、アプリケーション、設定を 1 台の PC から別の PC にシームレスに移行できます。すべての情報は元にあった場所に置かれます。

なお、本アップデートは、バージョン22H2が動作する対象デバイスのユーザーで、オプション扱いのプレビューアップデートの為、手動でアップデートを適用する仕組みで、「設定>利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」を有効化し、「更新プログラムのチェック」を実施することでアップデートが利用可能になります。

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