AppleのMac向けFace IDに関する特許が明らかに

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AppleのMac向けFace IDに関する特許が明らかに

2017年に発売された「iPhone X」以降のiPhone(iPhone SEを除く)には顔認証システム「Face ID」が搭載されており、MacへのFace ID搭載も予てから噂されているもののなかなか実現していないのですが、Apple Insiderによると、AppleがMacへのFace IDを検討していることを示す特許が明らかになりました。

現地時間8月15日に公開されたAppleの特許「Light Recognition Module for Determining a User of a Computing Device」は、コンピューティングデバイスを利用するユーザーを判別するための光認識モジュールに関する特許となっており、簡単に言うとMacBookのノッチに搭載されたFace IDモジュールに関する内容となっています。

特許では、ユーザーはコンピューティングデバイス(ラップトップ、ノートブック、デスクトップPCなど)に機密情報を保存しており、権限のないユーザーがこの機密データにアクセスするのを防ぐためのユーザー認識システムとしてコンピューティングデバイスの中に組み込むことが出来る光パターン認識モジュールを導入することを提案しています。

コンピューティングデバイスの内部空洞で利用可能なスペースは限られており、ユーザー認識の精度を犠牲にすることなく、コンパクトまたは薄くする必要があり、光パターン認識モジュールであればそれを可能にするとのこと。

光パターン認識モジュールは、所定のパターンの光(例えば赤外光)を投射することができる発光器と物体(例えばユーザー)からの所定のパターンの光の反射によって引き起こされる光のパターンを検出することが出来る光検出器を含むと説明されており、iPhoneに搭載されているFace IDも同じ仕組みで、30,000以上の目に見えない赤外線ドットを顔に投射し、それを赤外線カメラが撮影、顔の凸凹などの深度情報を取得して顔の3Dモデルを構築して認識するシステムとなっていいます。

今回公開された特許は基本的にラップトップの天板内部に同機能を搭載することについて解説しているものの、添付画像の一部はiMacを模したデバイスも描かれています。

AppleのMac向けFace IDに関する特許が明らかに

Appleは様々な技術やそれら技術を実装する方法を断続的に研究・開発しており、特許申請が製品に導入されることを示す証拠にはならないのですが、AppleがMacへのFace IDの搭載を検討していることを示す情報となります。

なお、MacへのFace ID搭載に関する情報は2021年以降出て来ておらず、その時点で今後数年以内に搭載されると報じられていました。また、Appleは2021年に指紋認証システムの「Touch ID」がラップトップのフォームファクターに最適と考えていることを明らかにしています。

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