「Google Pixel Watch 2」の一部仕様が明らかに ー 展示機用アニメーションも流出
Googleは「Pixel Watch」の後継モデルである「Pixel Watch 2」を今秋に投入すると噂されており、少しずつ「Pixel Watch 2」に関する情報も明らかになりつつありますが、Android Authorityが、Google内部の情報筋から得た情報として、「Pixel Watch 2」に搭載されるチップなどの情報を報告しています。
チップ
「Pixel Watch 2」はQualcommのSnapdragon W5を搭載し、現行の「Pixel Watch」に搭載されているExynos 9100チップは2つのArm Cortex-A53コアが1.15GHzで動作しているのに対し、Snapdragon W5は4つのA53コアが1.7GHzで動作し、CPU性能が向上する他、GPU性能もより最新のAdreno 702を搭載している為、大幅に向上するとみられています。
ただ、Snapdragon W5の最大の改良点は電力効率で、「Pixel Watch 2」ではバッテリー駆動時間が大幅に改善されるものとみられています。
UWBの搭載
「Pixel Watch 2」の最も重要なアップグレードの1つは「UWB(超広帯域無線)」を搭載することで、「Pixel Watch 2」にはNXP SR100T UWBモジュールが搭載され、UWB搭載による新しいソフトウェア機能はまだ未確認なものの、「Find My Device(デバイスを探す)」の精度向上や自動車用デジタルキーへの対応、デバイス同士でのシームレスな転送などに対応するものと予想されています。
バッテリー
バッテリー容量は僅かに増加するようで、「Pixel Watch」のバッテリー容量は294mAhとなっていますが、「Pixel Watch 2」では約4%増の306mAhになるとのこと。
ディスプレイ
ディスプレイ周りに関しては、「Pixel Watch」で批判も出たディスプレイ周りの太いベゼルは「Pixel Watch 2」でも引き続き継続される模様。また、ディスプレイ自体の仕様も1.2インチ(384×384)で変わらないものの、ディスプレイの供給元が中国のBOEからSamsung Displayに変更されるようです。
この供給元の変更による細かな仕様の違いは確認出来ていないものの、明るさや省エネ性能などが改善している可能性もあります。
OS
OSには「Android 13」がベースの「Wear OS 4」が搭載され、ダイナミックなテーマ設定のサポートなど、あらゆる改良が施されている他、スマートウォッチとしては初となるシームレスアップデートをサポートします。
これにより、古いバージョンを実行したままバックグラウンドでOSがアップデートされ、ユーザーは通常の再起動と同じくらいの時間の中断でアップデート可能になります。この機能のデメリットとしては、システム・コンポーネントが占有するストレージ容量がほぼ2倍になってしまうことで、スマートウォッチなどのストレージ容量の少ない製品では実現不可能だったものの、Googleは何らかの解決方法を見つけたものとみられています。
ラインナップ
「Pixel Watch 2」は「Eos」と「Aurora」の2つのコードネームで開発されており、「Eos」はLTE対応モデル、「Aurora」はWi-Fiモデルになります。
モデル番号は「G4TSL」「GC3G8」「GD2WG」の3つが確認されていますが、これは販売国に合わせて3つの仕様が存在する為と予想されます。
展示機用アニメーションの流出
最後に、販売店での展示機用のアニメーションが流出しており、単に顧客を引きつけるためのアニメーションで「attract loop」と呼ばれている。
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