AppleのM2 Ultraチップのベンチマークスコアが明らかに
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ベンチマークソフト「GeekBench」のデータベースにAppleのM2 Ultraチップを搭載したMacのベンチマークデータが複数投稿(1/2/3/4)され始めています。
ベンチマークデータが明らかになったM2 Ultraチップを搭載したMacの機種IDは「Mac 14,14」で、これが新型「Mac Pro」なのか新型「Mac Studio」なのかは確認出来ません。
また、RAMは128GBで、動作周波数はGeekBenchがまだ正式対応していない為か、2.82GHzから3.68GHzの間で変動があり、CPUのベンチマークスコアも安定していない状況です。
M2 Ultraチップの仕様と他のチップとの比較が下記の通り。あくまでGeekBenchのデータを元にしている為、現時点で詳細は分かっていませんが、キャッシュは実際には高性能コアと高効率コアの両方にあります。
M2 Ultra | M1 Ultra | M2 Max | M2 Pro | |
---|---|---|---|---|
CPUコア数 | 24コア | 20コア | 12コア | 10/12コア |
CPUコア内訳 | 高性能コア×16 高効率コア×8 | 高性能コア×16 高効率コア×4 | 高性能コア×8 高効率コア×4 | 高性能コア×6/8 高効率コア×4 |
GPUコア数 | 60/76コア | 48/64コア | 30/38コア | 16/19/30コア |
Neural Engine | 32コア | 32コア | 16コア | 16コア |
メモリ帯域幅 | 800GB/s | 800GB/s | 400GB/s | 200GB/s |
動作周波数 | 3.68GHz | 3.20GHz | 3.66GHz | 3.49GHz |
L1キャッシュ | 128KB ※詳細は不明 | 128KB ※詳細は不明 | 高性能コア 192KB/128KB 高効率コア 128KB/96KB | 高性能コア 192KB/128KB 高効率コア 128KB/96KB |
L2キャッシュ | 4MB ※詳細は不明 | 4MB ※詳細は不明 | 高性能コア 32MB 高効率コア 4MB | 高性能コア 32MB 高効率コア 4MB |
M2 UltraチップのCPU性能のベンチマークスコアは、複数あるデータから動作周波数が一番高い3.68GHzのデータではシングルコアが2776、マルチコアが21402となっています。
M1 Ultraチップのスコアが2379/17551であることから、シングルコアで17%、マルチコアで22%、性能が向上しています。
シングルコア | マルチコア | |
---|---|---|
M2 Ultra | 2776 | 21402 |
M1 Ultra | 2379 | 17551 |
M2 Max | 2729 | 14379 |
M2 Pro | 2637 | 14098 |
Mac Pro (Late 2019) | 1377 | 10374 |
M2 UltraチップのGPU性能のベンチマークスコアは、OpenCLは複数(1/2/3)、Metalは1件のみ投稿されており、それぞれの最大値はOpenCLが131095、Metalが220674となっています。
M1 UltraチップはOpenCLが91649、Metalが150407だったので、OpenCLで43%、Metalで47%、性能が向上しています。
OpenCL | Metal | |
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M2 Ultra | 131095 | 220674 |
M1 Ultra | 91649 | 150407 |
M2 Max | 80183 | 131280 |
M2 Pro | 46438 | 76421 |