『HUAWEI FreeBuds 5i』のレビュー − ANCやLDAC対応で1万円強の完全ワイヤレスイヤホン

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公式アプリ

公式アプリの「HUAWEI AI Life」アプリでは下記のことを行うことが可能。

  • バッテリー残量の確認
  • 接続デバイスの変更(※Androidのみ)
  • ノイズキャンセリングのモード変更
  • 音質の変更(EQ効果)
  • 接続品質と音質優先の切替(※Androidのみ)
  • ジェスチャーのカスタマイズ
  • イヤーチップの適合度テスト
  • イヤホンを探す
  • 各種設定変更
  • イヤホンのファームウェアアップデート
  • 低オーディオ遅延モードのオン/オフ

音質の変更(EQ効果)では、「デフォルト」から「低音強調」と「高音強調」に変更可能で、ジェスチャーのカスタマイズでは「ダブルタップ」「長押し」「スワイプ」の各操作の割り当てを変更可能。

「イヤホンを探す」はGPSや超広帯域無線(UWB)などを利用してイヤホンを見つける機能ではなく、左右のイヤホンで音を鳴らして場所を特定する機能で、左右別々に音を鳴らすことが可能。そこまで大きな音ではないので、外では気付きにくいかも。

他にも、ネットワークが混雑している際にオーディオが途切れないようにする「低オーディオ遅延」機能やイヤホンを装着した時に自動的に音楽を再生したり、外した時に再生を止めてくれる「スマート装着検出」機能のオン・オフが可能。

ちなみに、Android版だと接続するデバイスを簡単に切り替えることができる「接続センター」や音質設定欄で「接続品質」と「音質品質」のどちらを優先するか選べるオプションが利用可能。

なお、「HUAWEI AI Life」アプリはiOS版はApp Storeよりダウンロード可能なものの、Android版はGoogle Playからではなく、付属のクイックスタートガイドや公式サイト経由などでapkファイルをダウンロードしてインストールする必要があり、初心者にとってはちょっと分かり難いかも。

HUAWEI AI Life アプリ – 公式サイト

ノイズキャンセリング機能と外部音取り込みモード

『HUAWEI FreeBuds 5i』のレビュー − ANCやLDAC対応で1万円強の完全ワイヤレスイヤホン

本製品はデュアルマイクにより、前モデルよりもノイズキャンセリング性能が大きく向上し、同価格帯製品の中では最強クラスと謳う最大42dBのノイズキャンセリング性能を誇っている。デュアルマイクは周囲のノイズをフィードフォワードマイクで、外耳道内のノイズはフィードバックマイクで認識する仕組みで、密閉構造も改善したことで、強力なノイズキャンセリングを実現している。

実際に試してみたところ、都会の喧騒のようなものはしっかりと打ち消してくれ、同価格帯のモデルにしては効果的に低減してくれていることを確認出来た。ただ、個人的には「AirPods Pro」などのハイエンドモデルに比べるとテレビの音にはあまり効きが良くない印象で、ノイズキャンセリングが効いているのか分かり難い部分もあった。

また、本製品は公式アプリを利用することでノイズキャンセリングの強度を「ウルトラ」「標準」「くつろぎ」の3種類から変更可能だが、「くつろぎ」は効きが弱く、ノイズキャンセリングをオフにした状態とあまり変わらない印象で、「標準」は少し効くものの、実際のところは「ウルトラ」の一択といった感じ。

『HUAWEI FreeBuds 5i』のレビュー − ANCやLDAC対応で1万円強の完全ワイヤレスイヤホン
ノイズキャンセリングのモード

外部音取り込みモードは、何か違和感があるような感じではなく、普通にイヤホンをしていない時のような感じで、他の同機能を搭載したワイヤレスイヤホンよりも自然な出来になっている。

さらに、電話の通話時用のノイズリダクション機能も搭載されており、同社独自技術のディープニューラルネットワークアルゴリズムとデュアルマイクにより、人の声と周囲のノイズをしっかり切り分けて検出してくれる仕組みで、これにより騒音の多い場所でもクリアな通話が可能。

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