Primate Labs、クロスプラットフォーム対応のベンチマークアプリの最新版「Geekbench 6」をリリース
本日、Primate Labsが、クロスプラットフォームに対応したベンチマークソフトウェア「Geekbench 6」をリリースしました。
「Geekbench」は、Mac、Windows、Linux、iOS、Androidなどを搭載したデバイスのベンチマークを測定可能なクロスプラットフォーム対応のベンチマークソフトウェア。
最新版のバージョン6では、現在の状況に合わせて既存のワークロードがアップデートされ、ビデオ会議の背景をぼかす機能やSNSでの画像フィルタリング/調整、写真から不要なオブジェクトの除去、写真内のオブジェクトを検出してタグ付けする機械学習ワークロード、スクリプト言語を利用したテキストの分析・処理・変換などのワークロードが追加されています。
また、マルチコアベンチマークテストも大幅に見直され、各コアに個別のタスクを割り当てるのではなく、コアがどのように協力して共有タスクを完了するかを測定するようになったそうで、このアプローチにより、マルチコアテストの関連性が向上し、パフォーマンスコアと高効率コアを搭載したチップの異種コア性能の測定により最適化されているとのこと。
ただ、「Geekbench 5」とのスコアに互換性はなく、「Geekbench 6」では「Intel Core i7-12700」のスコアを2,500ポイントとして標準化されています。
なお、ベンチマーク測定だけであれば価格は無料で、テストの自動化やベンチマーク結果のオフライン管理が可能な「Geekbench 6 Pro」は99ドル(2月28日まで20%オフの79ドルでセール中)となっています。
ベンチマーク内で利用される写真やドキュメントなどのデータセットも刷新されているため、Geekbench v5.xとのスコアの間に互換性はなく、Geekbench v6.0ではIntel Core i7-12700のスコアを2,500ポイントとして標準化するそうです。