「Google Pixel 7」シリーズに搭載される第2世代TensorチップのCPUとGPUの詳細が明らかに − ベンチマークスコアも

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「Google Pixel 7」シリーズに搭載される第2世代TensorチップのCPUとGPUの詳細が明らかに − ベンチマークスコアも

Googleは10月6日に「Pixel 7」シリーズの詳細や発売日などを発表する見込みで、既に「Pixel 7」シリーズには第2世代Tensorチップ「Tensor G2」が搭載されることが明らかになっていますが、その「Tensor G2」チップのCPUコアは第1世代Tensorチップから変わりないことが分かりました。

これは先日に投稿された「Pixel 7 Pro」のGeekBench 5のベンチマークデータを開発者のKuba Wojciechowski氏が調査して明らかになったもので、ベンチマークデータによると、「Tensor G2」チップはCPUコア数は8コアで、4コア(1.80GHz)・2コア(2.35GHz)・2コア(2.85GHz)から構成されており、RAMも12GBであることが確認出来ます。

「Google Pixel 7」シリーズに搭載される第2世代TensorチップのCPUとGPUの詳細が明らかに − ベンチマークスコアも

また、各コアのモデルIDから「Tensor G2」チップの各CPUコアの詳細も明らかになっており、詳細は下記の通りで、第1世代Tensoreチップから構成は変わっていないものの、Cortex-A76とCortex-X1の動作周波数が向上しています。

第1世代Tensor 第2世代Tensor
Cortex-X1 × 2コア
(2.80GHz)
Cortex-X1 × 2コア
(2.85GHz)
Cortex-A76 × 2コア
(2.25GHz)
Cortex-A76 × 2コア
(2.35GHz)
Cortex-A55 × 4コア
(1.80GHz)
Cortex-A55 × 4コア
(1.80GHz)

第1世代Tensorチップは5nmプロセスで製造されていますが、第2世代Tensorチップは4nmプロセスで製造されると言われており、第2世代Tensorチップは古いコアを引き続き採用しているものの、ARMコアの最近のトレンドは、性能が向上する代償として効率と消費電力の悪化が特徴となっており、4nmプロセスの採用や古いコアを残すことで効率や消費電力の悪化を回避しているものとみられています。

ベンチマークスコア

主にCPU性能を測定するGeekBench 5のベンチマークスコアは、シングルコアが1068、マルチコアが3149で、「Pixel 6 Pro」は967と2659だった為、シングルコアで約10%、マルチコアで約18%の性能アップとなっています。

  Pixel 6 Pro Pixel 7 Pro
シングルコア 967 1068
マルチコア 2659 3149

GPU

GPUに関しては大きくアップグレードされており、第1世代Tensorチップでは「Mali-G78」を搭載していたものの、第2世代Tensorチップは「Mali-G710」を搭載し、ARMは「Mali-G78」と比べて、処理性能が20%、エネルギー効率が20%、ML性能が35%向上していると発表しています。

これにより、「Pixel 7」シリーズでは、ゲーム性納の向上やカメラ機能の向上などが予想されています。

第3世代Tensorチップ

Googleはコードネーム「Zuma」と呼ばれる第3世代Tensorチップの初期サンプルも受け取っているようで、「Zuma」はSamsungの3nm GAAFETプロセスを採用して生産される可能性が高く、業界関係者の話では、Samsungの3nm GAAFETプロセスは少なくとも台湾TSMCの3nmプロセスと同等の効率性があるようです。

[via Twitter

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