「OS X 10.8」でのバッテリー寿命低下問題、「OS X 10.8.1」で改善されるも「OS X 10.7.4」には及ばず
先日、「OS X 10.8.1」のベータビルドではバッテリー寿命低下問題がかなり改善されているようだとお伝えし、昨日に正式リリースされた「OS X 10.8.1」のリリースノートにはバッテリー寿命問題を修正したとの記載は無かったのですが、本日、MacObserverが、その問題が実際に改善されているのかどうかを検証する為に、「OS X 10.7.4」、「OS X 10.8」、「OS X 10.8.1 Build 12B17 (ベータビルド)」、「OS X 10.8.1 Build 12B19 (正式版)」で「MacBook Pro 15インチ (Early 2011)」のバッテリー駆動時間の比較テストを行った結果を公開しています。
テストは毎回同じシステム設定で、同じ動作を繰り返すように設定して行われ、その結果が下記の通り。
グラフを見ても分かる通り、昨日にリリースされた「OS X 10.8.1」(正式版)では「OS X 10.8」よりもバッテリー駆動時間が約50分改善されているものの、「OS X 10.7.4」に比べるとまだ約80分短くなったままとなっています。
(「10.7.4」と「10.8.x」では機能に差がある為、明確に比較する事は出来ませんが…汗)
なお、MacObserverでは、今回テストに使用した「MacBook Pro 15インチ (Early 2011)」だけでは結果が不十分と考え、現在、「MacBook Pro with Retina」と「MacBook Air」でも同様のテストを行っており、今週末には更なるテスト結果を公開する予定とのこと。
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