メモリ高騰の中、AppleはSamsungへの依存度を高めている模様

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メモリ高騰の中、AppleはSamsungへの依存度を高めている模様

AI開発用データセンターの建設ラッシュでGPUやメモリ(DRAM)需要が急増し、PC用メモリの価格が数ヶ月で3倍以上に値上がりするほどの暴騰が続いており、年明け以降はパソコンの値上げや搭載RAMやSSDのダウングレードが行われるとみられていますが、この状況の中、Appleは「iPhone」のメモリ供給においてSamsungへの依存度を大幅に高めていることが分かりました。

The Korea Economic Dailyによると、Samsungが「iPhone 17」シリーズに搭載されるLPDDR5Xメモリで最大の供給量を確保し、第1サプライヤーに浮上した模様。

「iPhone」向けメモリは、Samsung、SK Hynix、Micronのメモリ大手3社が供給しており、これまでSamsungとSK Hynixがシェアを分け合っているものとみられてきましたが、ここにきてSamsungは「iPhone 17」向けLPDDR5Xメモリで最大60〜70%のシェアを獲得しており、大幅に比率を伸ばしたとみられています。

AppleがSamsungからの調達を増やした背景には、年間約2億3000万台に及ぶ「iPhone」向けのLPDDRメモリを安定的に確保するにはSamsungの存在が不可欠だという判断があるとみられています。特に、最近になってSK HynixとMicronはAIデータセンター向けの高帯域幅メモリ(HBM)に生産能力を集中させている為、汎用のDRAM比率が高いSamsungから可能な限り多くの物量を確保する必要が生じている為とみられています。

また、Appleは来年9月に発売予定の「iPhone 18」シリーズ向けでもSamsungに大規模な供給を要請したとも伝えられています。

さらに、「iPhone 17 Pro」や「iPhone Air」に搭載されているLPDDR5X(12GB)の価格は2025年初めの30ドル台から70ドルまで値上がりしているとも報じられています。Appleはその購入量と複数年に渡る供給契約により、短期的な価格変動からは影響を受け難いとも言われていますが、メモリの高騰は少なくとも2026年は続くとみられている為、「iPhone 18」シリーズでは価格に何かしら影響があるかもしれません。

[via MacRumors

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