【レビュー】Shokzから初のイヤーカフ型イヤホン「OpenDots ONE」が登場

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【レビュー】Shokzから初のイヤーカフ型イヤホン「OpenDots ONE」が登場

骨伝導イヤホンやオープン型ワイヤレスイヤホンでは有名なShokzが、同社初のイヤーカフ式のオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「OpenDots ONE」を発表し、GREEN FUNDINGにてクラウドファンディングを実施しています。

今回、その「OpenDots ONE」のサンプルを提供頂いたので紹介します。

「OpenDots ONE」は、Shokzの特徴であるオープンイヤーデザインとイヤーカフ式を組み合わせた、大胆で未来的なデザインを採用したイヤホン。イヤーカフ式のワイヤレスイヤホンは昨年から登場し始め、今では様々なブランドが続々と投入しており、ワイヤレスイヤホンの1つのカテゴリとなりつつあります。

イヤーカフ式イヤホンの特徴は、耳を挟む形で装着し、耳の穴を塞がない為、圧迫感が少なく、長時間装着していても疲れにくい快適さが特徴で、周囲の音も入ってくるのでながら聴きに最適なモデルとなっています。

詳細は以下から。

目次

特徴や仕様

【レビュー】Shokzから初のイヤーカフ型イヤホン「OpenDots ONE」が登場

「OpenDots ONE」は16mmのカスタムドライバーに相当するデュアルドライバーシステムとBassphereテクノロジーにより強化されたスピーカーを搭載し、軽量かつコンパクトながら、驚くほど力強い低音を実現し、印象的なサウンド体験を提供してくれます。

筆者はこれまでにSOUNDPEATSなどの1万円以下の安価なイヤーカフ型イヤホンを使用してきましたが、「OpenDots ONE」と安価なモデルを交互に使うとその差は歴然で、「OpenDots ONE」の方が音がクリアで、厚みのある音を感じることが出来ます。

また、Shokzとして初めて”Dolby Audio”にも対応し、没入感のあるリスニング体験を楽しめるようになりました。”Dolby Audio”はデフォルトではオフになっており、専用アプリから有効化することで利用可能。有効化すると全般的に音場感が増し、音に厚みが出るので、動画などを視聴する際にも向いており、個人的には常時オンでも良いと思います。

一番驚いたのは音漏れの少なさで、イヤーカフ型を含むオープンイヤー型は音漏れが気になるのが欠点の1つですが、「OpenDots ONE」は音漏れを防ぐShokz DirectPitchテクノロジーが搭載されています。DirectPitchテクノロジーは、逆音波を使用して音源と耳との距離と角度を最適化し、耳に向かう音圧を比較的大きくして、外耳道以外の方向への音圧を小さくするといったもので、これにより、耳の中までイヤホンを装着せずに音を聴くことができる他、音漏れを減らしてプライバシーを確​​保できるという利点があるとのこと。

実際に静かな家の中で他のイヤーカフ型イヤホンであれば音漏れにより周囲の人にも何を聞いているかある程度分かるほどの音量でも「OpenDots ONE」は耳を澄まさないと聞こえないレベルで、聞こえたとしても何を聞いているか分からないほどでした。

アプリには4つのプリセットEQ(イコライザ)と1つのカスタムモードが用意されており、自分好みに音を調節可能。プリセットとしては「スタンダード」「ボーカル」「低音強め」「プライベート」の4つが用意されており、EQカスタマイズでは細かな調整が可能です。

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バッテリー駆動時間は、フル充電で10時間の再生が可能で、充電ケースを使用すれば40時間まで伸ばすことが可能。また、急速充電に対応していることから、10分の充電で2時間の再生が可能です。さらに、充電ケースはワイヤレス充電にも対応しています。

「OpenDots ONE」はIP54の防水・防塵性能を備えており、日常のトレーニングから激しいワークアウトまで、汗を気にせず使用できる安心感があります。ただ、充電ケースには防水性能がないため、その点は注意が必要です。

主な仕様

製品名OpenDots ONE
ドライバー構成16mmカスタムドライバー相当のデュアルドライバーシステム
BluetoothBluetooth 5.4
対応コーデックSBC
連続再生時間イヤホン単体:10時間
充電ケース併用:40時間
充電ワイヤレス充電対応
10分の充電で2時間利用可能な急速充電対応
防水規格IP54
重さイヤホン(片耳):6.5g
充電ケースを含めた総重量:52g
カラーブラック・グレー

同梱品や外観デザイン

同梱品は本体以外には各種冊子とUSBケーブルのみといったシンプルな構成ですが、イヤーカフ型はイヤーチップが必要ないので、ワイヤレスイヤホンは他社もこんな感じの構成。

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充電ケースは丸みをおびた形状で、持ち易く、蓋も特に開けにくいとかはありません。蓋の部分が光沢があり、下部はマットな質感となっており、中央部に充電状況を知らせたり、ペアリングに光るLEDインジケーターが用意されています。

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充電ケースの背面にはペアリングボタンが用意されており、充電用のUSB-Cポートは下部に搭載されています。

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充電ケースの大きさは「AirPods Pro 2」のケースより僅かに大きい程度ですが、丸みを帯びているので持ち易い。

スピーカーとバッテリーコンパートメントを繋ぐ部品のJointArcは、超薄型で柔軟なチタン合金で作られており、耐久性に優れ、小さな耳にも大きな耳にも快適にフィットする造りとなっています。また、耳に接する部分や触れることの多いJointArc部分には肌触りの良いシリコンコーティングが施されており、これにより摩擦力を高め、適度なクッション性と軽さで、まるで何も付けていないような快適さを提供してくれます。

JointArcは最大で2センチくらいまで開くことが可能で(実際の利用ではそこまで開く必要はないですが…)、耳への装着も簡単。また、アクセサリーに干渉することなく、お気に入りのサングラスや帽子、キャップなどと併用可能です。

イヤホン単体の重さは6.5gと軽く、イヤーカフ型は長時間装着していても耳が痛くならなかったり、圧迫感がなく、その装着感でも好評ですが、「OpenDots ONE」もイヤホン単体の重さは6.5gと軽く、実際に長時間着けていると着けていることを忘れてしまうくらい自然な装着感となっています。また、「OpenDots ONE」を付けた状態で頭を強く振ってみましたが、ずれたり、落っこちたりすることもありませんでした。ただ、挟み込む力が若干弱めなのか、筆者の耳の形状が原因なのか、ふと手が当たって落ちてしまうことが2〜3回ありました。

装着時に耳元で操作することも可能で、バッテリコンパートメントやJointArcを1本指で2回タップするか、もしくはバッテリコンパートメントの上部と下部を2本指でつまんで素早く2回タップするだけで、音楽や通話を簡単に操作可能です。「OpenDots ONE」のタッチ操作は2回タップが基本なので他のワイヤレスイヤホンほどではないものの、やはりタッチ式はちょっと触った際に誤った操作を引き起こすことがあることから、後述する公式アプリを利用して一部操作をオフにすることも可能です。

さらに、最新のダイナミックイヤー検出技術により、「OpenDots ONE」は装着されたイヤホンがどちらの耳にあるかを自動で検出し、左右を気にせず装着できるのも特徴。充電ケースに収納する際も左右を気にすることなく収納出来ます。

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公式アプリ

スマホ向け専用アプリ「Shokz」が用意されており、本アプリを利用することで様々な設定の変更やバッテリー残量の確認、ファームウェアのアップデート、イコライザー機能などが利用可能。

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アプリのトップ画面

アプリのトップページにはイヤホンおよび充電ケースのバッテリー残量が表示される他、Dolby Audioのオン/オフ、イコライザーモードの変更、マルチポイント接続のオン/オフ、タッチ操作のカスタマイズ、イヤホンを探す機能、自動装着検出機能のオン/オフなどが可能。

Dolby Audioやイコライザーモードは上述したので省きますが、タッチ操作のカスタマイズでは2回タップおよび2回つまみのオン/オフが出来る他、2本指でつまんで長押しした際の操作割り当てを変更可能です。

イヤホンを探す機能はGPSなどを利用したものではなく、あくまで各イヤホンから音を鳴らして場所を知らせる機能で、家の中で片方のイヤホンが行方不明になった際に使う機能となっています。音はまぁまぁの大きさなので、静かな状況であれば聞こえるレベルとなっています。

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まとめ

【レビュー】Shokzから初のイヤーカフ型イヤホン「OpenDots ONE」が登場

「OpenDots ONE」を実際に使ってみて、装着感、音質、機能性とバランスに優れたイヤーカフ型イヤホンといった印象。イヤーカフ型ということで装着感が良いことから耳が疲れにくいことに加え、圧迫感を感じないので、テレワークや運動時にも自然に使えるのが魅力な他、ながら聴きとして家事や何か作業をしながら使うのにも適しています。

外で使う際に一番気になる音漏れを抑えてくれる機能も効果的で、カフェや電車内でも気兼ねなく使えるのは大きなポイントです。ただ、ある程度の騒音がある場所では聞こえ難くなる場面もあったので、使う場面に合わせてノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンと使い分けるのがオススメです。

また、イヤーカフ型は特殊な形状のため、耳の形状によってはフィット感に個人差があるのも事実で、合う人にとっては軽さや開放感を感じることが出来る魅力的な製品ですが、必ずしも万人向けではない為、試着ができる環境があれば一度試してから購入するのが理想的。

関東地区限定ですが、「二子玉川 蔦屋家電+」と「SHIBUYA TSUTAYA 4F GREEN FUNDINGタッチ&トライコーナー」で店頭展示が行われており、実際に装着して試すことが可能です。

  • SHIBUYA TSUTAYA
    • 4階 SHARE LOUNGE GREEN FUNDINGタッチ&トライコーナー
    • JR、東京メトロ、東急渋谷駅から徒歩3分
    • 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町21-6
  • 蔦屋家電+
    • 東急二子玉川駅より徒歩5分
    • 〒158-0094 東京都世田谷区玉川1丁目14-1
    • 二子玉川ライズ・ショッピングセンター テラスマーケット 1F

なお、価格は27,880円(税込)ですが、記事投稿時点ではクラウドファンディングの早割で15%オフの23,698円(税込)で購入可能。クラウドファンディングは2025年5月21日までで、発送予定時期は5月末となっています。

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