GEEKOMの世界初のSnapdragon X Elite搭載ミニPC「QS1 Pro」のスペックが明らかに
先日、GEEKOMがSnapdragon SoCを搭載した初のミニPC「QS」シリーズを投入するようだとお伝えしましたが、El Chapuzas Informaticoが、その「QS」シリーズの詳細なスペックを報じています。
製品名は「GEEKOM QS1 Pro」になるようで、SoCにはQualcommの「Snapdragon X1E-80-100」を搭載します。
「Snapdragon X1E-80-100」は「Snapdragon X Elite」シリーズの上から2番目のモデルで、CPUは12コア、マルチスレッドでの最高動作周波数が3.4GHz、1または2コアのブースト時の動作周波数が4.0GHz、GPU性能は3.8TFLOPSで、NPUは45TOPSとなっています。
ただ、リークされたスペック表ではGPUの性能が最大4.6TFLOPSと記載あれており、これは「Snapdragon X Elite」シリーズの最上位モデルである「Snapdragon X1E-84-100」の数値であることからSoCかGPUのどちらかの記載が間違っている可能性があります。どちらにしても「Snapdragon X1E-80-100」以上のSoCが搭載されることに間違いはなさそうですが…。
RAMは32GBまたは64GBの5,600MT/s LPDDR5 RAMが搭載され、ストレージは最大2TBのPCI-Express 4.0 x4 NVMe SSD、OSはWindows 11 Proを搭載し、ポート類はUSB-A(USB3.2 Gen 2)が3つ、USB-A(USB2.0)が1つ、USB-C(USB4)が1つ、HDMI2.0が1つ、DP1.4が1つで、他に3.5㎜ヘッドホンジャックやSDカードスロット、2.5G LANポートなどを搭載する他、4つのデジタルマイクが搭載されています。
また、電源ボタンには指紋認証機能が搭載されており、本体サイズは135.5×115.5×34.5㎜で、Wi-Fi7とBluetooth 5.4に対応しています。
なお、「GEEKOM QS1 Pro」の価格はまだ不明ですが、恐らく700〜800ユーロ(11〜13万円)ほどになると予想されており、発売時期などもまだ分かっていないものの、来年1月に開催される「CES 2025」で披露されるのではないかとの予想もあります。
GEEKOM QS1 Proの主なスペック
SoC | Snapdragon X1E-80-100 |
GPU | Adreno GPU |
RAM | 5,600MT/s LPDDR5 RAM(最大64GB) |
ストレージ | PCI-Express 4.0 x4 NVMe SSD(最大2TB) |
OS | Windows 11 Pro |
ポート (前面) | USB-A(USB3.2 Gen 2)×2 3.5㎜ヘッドホンジャック 電源ボタン(指紋センサー内蔵) デジタルマイク×4 |
ポート (側面) | SDカードスロット |
ポート (背面) | USB-C(USB4)×1 USB-A(USB3.2 Gen 2)×1 USB-A(USB2.0)×1 HDMI2.0×1 DP1.4×1 2.5G LAN×1 |
無線 | Wi-Fi7 / Bluetooth 5.4 |
サイズ | 135.5×115.5×34.5㎜ |
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