【レビュー】PITAKAのアラミド繊維製ケース「MagEZ Case 4」 ー 薄型/軽量/MagSafe対応が特徴
PITAKAが「iPhone 15」シリーズに合わせて発売したアラミド繊維採用ケース「MagEZ Case」シリーズの「iPhone 15 Pro」に対応した「MagEZ Case 4」を提供頂いたのでレビューします。
PITAKAは創業時からアラミド繊維を使ったケースを作り続けており、今回レビューする「MagEZ Case 4」は強度は鉄の5倍でかつ重量はその1/5であるアラミド繊維で織り込んだアラミドクロスを真空成型して製造された薄型・軽量のケースで、軽量、極薄、擦り傷防止、色褪せ防止、信号干渉なし等の特徴を備えています。
▲「iPhone 14」シリーズ向けモデル以降、パッケージには100%分解可能なバガス再生繊維パルプであり水溶分解できる素材を採用しており、環境に配慮されています。
▲今回レビューするのは「MagEZ Case 4」のラプソディモデルで、より繊維が細く、薄く、軽いアラミド繊維「600D」を採用しており、厚さは0.95㎜、重さは17g。また、独自開発した浮織技術により、縦糸と横糸の配置と順序を厳密に制御し、黒/グレーの生地に浮き彫りのようなカラフルな模様が描かれているのが特徴。
表面は従来モデルと同じくカーボンの様な高級感のあるデザインで、特殊なコーティングでマットな質感に仕上げられており、複数回の研磨により、あらゆるふちと角が滑らかな形状に加工されていて、心地よい手触りを実現している他、グリップ感も優れており、手の大きさにもよるが、握りやすい形状となっています。
▲リアカメラ部分はカメラレンズの出っ張りに合わせて金属製のフレームが取り付けられており、写真では分かり難いですが、この金属製フレームは非対称にデザインされています。リアカメラ側を下向きに置いても接触しない設計。
▲ ケースのエッジ部分はディスプレイよりも僅かに高くなっており、ディスプレイ側を下に向けて置いてもディスプレイが直接接触しない設計。筆者はNIMASO製のガラスフィルムを貼っているが、干渉も無し。
▲背面には金型の中で磁石を樹脂に注入して1枚の薄いシートにしたMagSafe用のマグネットリングが内蔵されており、MagSafeアクセサリを装着可能。
▲アクションボタンと音量調節ボタンの周辺は大きく開けられており、操作性は特に問題なし。反対側の電源ボタンの周辺も大きく開けられています。
▲本体下部も大きく開いたデザインで、USB-Cコネクタ部分が干渉して挿せないなどの心配はなし。
▲本体上部も下部と同じく大きく開いたデザインに。
ケース内にNFCタグを内蔵
「MagEZ Case 4」にはNFCタグが内蔵されており、NFC対応のスマホを使ってPITAKA製ケースの真贋判定ができる他、正規品のケース購入ユーザー限定で提供するゲーム、壁紙、音楽などの特別コンテンツにアクセスすることが可能となっています。
iPhoneの場合は「iPhone 7」以降のモデルであればNFCを読み取り可能で、上記画像の通り、NFCタグはケース中央下部に内蔵されているので、対応するiPhoneの背面上部あたりを近づけることで読み取ることが出来ます。
まとめ
ケースに薄さを求めるとポリプロピレンを採用した厚さ0.3㎜のケースなどがあるものの、樹脂製であることから強度面で不安があったり、長期間使用していると伸びてきて緩くなったりするのですが、「MagEZ Case 4」は1㎜以下の厚さで、強度も問題ない製品となっています。
また、薄型ケースなのにMagSafe用の磁石が内蔵されているので、「iOS 17」から利用可能になったスタンバイ機能も利用可能。
デメリット面を敢えて挙げるとすると、デザインが男性向けであることと、価格が高めなことでしょうか。また、上下部分が大きく開いた設計となっているので、落とした際に開いた部分に傷が付き易い印象。
筆者も「iPhone 14 Pro」から使用し続けており、薄くて強度のあるケースを探している方にはオススメです。
なお、「MagEZ Case 4」シリーズは今回レビューしたラプソディモデルに加え、同じ浮織を採用したオーバーチュア柄とシンプルな黒/グレーツイル柄の3種類が用意されており、価格は黒/グレーツイル柄が7,699円(税込)、浮き織りデザインモデルが8,999円(税込)となり、「iPhone 15」シリーズの全てのモデル向けが用意されています。
・MagEZ Case 4(黒/グレーツイル)
・MagEZ Case 4(ラプソディ)
・MagEZ Case 4(オーバーチュア)