AppleのM2チップのベンチマークデータが明らかに − CPU性能はM1チップより最大約21%向上
Appleは明日午後9時からM2チップを搭載した新型「MacBook Pro 13インチ」の注文受付を開始しますが、それを前にM2チップのGeekBench 5のベンチマークデータが明らかになりました。
明らかになったのはM2チップを搭載したMacのGeekBench 5のベンチマークデータで、これが新型「MacBook Pro 13インチ」のものなのか、新型「MacBook Air」のものかは確認出来ないものの、16GBのRAMを搭載し、M2チップの動作周波数は3.49GHzとなっており、動作周波数が3.20GHzだったM1チップよりも約0.3GHz向上しています。
GeekBench 5のベンチマークは主にCPU性能を測定するもので、M2チップのベンチマークスコアは、シングルコアが1919、マルチコアが8928となっており、M1チップ搭載「MacBook Pro 13インチ」のスコアはシングルコアが1707、マルチコアが7395だった為、シングルコアで約12%、マルチコアで約21%のパフォーマンス向上となっています。
なお、M1/M2チップシリーズのGeekBench 5のスコアをまとめると下記の通りで、動作周波数の関係でシングルコアのスコアはM2チップがM1の各モデルを上回る結果となっていますが、マルチコア性能はまだまだM1 Proなどが上となっています。
シングルコア | マルチコア | |
M2 8コアCPU/16GB RAM |
1919 | 8928 |
M1 Ultra 20コアCPU/128GB RAM |
1793 | 24055 |
M1 Max 10コアCPU/64GB RAM |
1780 | 12721 |
M1 Pro 10コアCPU/32GB RAM |
1770 | 12596 |
M1 Pro 8コアCPU/16GB RAM |
1767 | 9948 |
M1 8コアCPU/8GB RAM |
1705 | 7382 |
GPUのベンチマーク結果も
さらに、3Dグラフィックのベンチマークテストである「GFXBench」のベンチマークスコアも公開され、M1チップに比べ、最大45.6%向上していることが明らかになりました。
GFXBenchmarks have leaked for Apple's M2 Chip!
OFFSCREEN Numbers below are vs M1 chip:Aztec Ruins Normal Tier: 45.6% faster
Aztec Ruins High Tier: 42% faster
1440P Manhattan 3.1.1: 43.7% faster
Car Chase: 32.7% faster
T-rex: 44.4% fasterhttps://t.co/rMT8cXDvCTTY @amoss_137 pic.twitter.com/rsN8ioaVfK
— Vadim Yuryev (@VadimYuryev) June 15, 2022
[via MacRumors]