新型「MacBook Pro 16インチ」の充電器、現時点ではMagSafe利用時のみフルパワーで充電可能
本日発表された新型「MacBook Pro 16インチ」には140WのUSB-C電源アダプタが同梱されており、30分で50%までの急速充電が可能となっていますが、同電源アダプタでのフルパワー充電はMagSafe 3ポートを利用する必要があることが分かりました。
「140W USB-C電源アダプタ」は、今年5月に発表された新しい規格「USB PD 3.1 Extended Power Range(EPR)」を採用した初の電源アダプタで、「USB PD 3.1 EPR」では最大電源供給能力が「USB PD 3.0」の100W(20V/5A)から240W(48V/5A)まで引き上げられており、「140W USB-C電源アダプタ」は28V/5Aの最大140Wの出力を採用しています。
「USB PD 3.1 EPR」で100W以上の電源供給を行う場合、電源、ケーブル、電源入力デバイスの全てが同規格に対応している必要があり、現時点で「USB PD 3.1 EPR」に対応したUSB-C – USB-Cケーブルが市場に存在しておらず、市販のUSB PD対応USB-Cケーブルを利用しても最大100Wまでしか対応していないことになります。
新型「MacBook Pro」に同梱されているUSB-C – MagSafe 3ケーブルは「USB PD 3.1 EPR」規格をサポートしており、30分で50%までの急速充電といった最大限のパフォーマンスを得るためにはMagSafeポートを利用するしかないのが現状です。
なお、「USB PD 3.1 EPR」に対応したUSB-C – USB-Cケーブルの開発も進められている為、そのケーブルが登場すれば状況はまた変わるかもしれません。
ちなみに、新型「MacBook Pro」はMagSafeポートだけでなく、Thunderbolt 4 (USB-C) ポートでも充電可能です。
[via 9To5Mac]
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