AppleとEpic Gamesの訴訟、一審の判決が下る − Appleにアプリ課金の見直しを命令
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日本経済新聞によると、人気ゲーム「フォートナイト」の開発元であるEpic GamesがAppleのApp Storeの仕組みを不服として訴えていた裁判の一審の判決が下り、米連邦地裁は、Appleのアプリ課金ルールが反競争的だとして見直しを求める命令を出したことが分かりました。
先日、日本の公正取引委員会と書籍や音楽、動画アプリについて15~30%の手数料を回避しやすくすることで合意していましたが、ゲームアプリは対象外となっており、今回の判決によりゲームアプリについても見直しが必須となりました。
判事は、Appleが独占企業であるとは認定しなかったものの、アプリの中に外部リンクなどを埋め込んでApple以外の課金方法に消費者を誘導することを禁じる規約などを問題視し、この規約が米カリフォルニア州の法律のもとで反競争的な行為にあたると指摘し、Appleに見直しを命じました。両当事者からの異議が認められなければ、命令は90日後に発効するとのこと。
なお、Appleは判決後に下記の声明を出しており、判決に一定の理解を示したものの、異議を申し立てるのかは不明。
「本日、裁判所はアップストアが独占禁止法に違反していないという、我々がずっと前から知っていたことを確認した」
また、Epic GamesのCEOであるTimothy Sweeney氏は下記のように述べており、控訴することを示唆しています。
「きょうの判決は開発者にとっても消費者にとっても勝利ではない」
「我々はこれからも戦い続ける」
コメント
コメント一覧 (1件)
当初日本ではEpicが一方的に叩かれてた記憶しかないけど個人的には予想通りの判決かな。
今でも自社製OSだから囲い込むのは自由、嫌なら他OSに行けとか言ってる日本人を結構見かけるのは残念。
そういう問題ではないのよね、米国市場の場合は。