Google、「Google マップ」にインドアライブビュー機能を搭載へ − 天気予報の表示や環境に優しいルート検索なども
本日、米Googleが、「Google マップ」に今後導入予定の新機能を発表しました。
今年はAIを活用した100以上の改良が「Google マップ」に施される予定で、年内に導入が予定されている数多くのアップデートのうちの一部が下記の通り。
インドアライブビュー
「インドアライブビュー」は、徒歩ナビゲーション利用時にスマートフォンのカメラでとらえた周囲の映像へ案内用の矢印などを重ねて表示する「ライブビュー」機能の屋内版で、ショッピングモールのような大型商業施設や空港、駅といった場所で、通路の見通しや方向が分かるようになります。
飛行機や電車を利用する際には、最寄りのエレベーターやエスカレーター、ゲート、ホーム、手荷物受取所、チェックインカウンター、チケット売り場、トイレ、ATMなどもライブビューで確認可能になるとのこと。
同機能はiOSとAndroidで利用可能で、既に米国のシカゴやロサンゼルス、サンフランシスコなどの一部都市のショッピングモールで利用可能となっており、今後数ヶ月のうちに東京とチューリッヒの一部の交通機関の駅やショッピングモール、空港などで利用可能になる予定です。
天気予報と大気の質の表示
iOS版とAndroid版に天気予報と大気の質を表示する機能がレイヤーとして搭載される予定で、今後数ヶ月以内に利用可能になる予定。
天気予報は世界で提供され、大気の質については、まずはオーストラリア、インド、米国などの数カ国で導入される予定ですが、日本での提供時期は不明です。
二酸化炭素排出量の少ないルート案内
自動車での経路検索時に、ほぼ同じ到着時刻の場合に二炭化炭素の排出量の少ないルートが自動的に選択されるようになります。
また、各ルートの二酸化炭素排出量の比較も可能で、ユーザーは時間と環境負荷のどちらを優先するかを設定で調整可能な模様。
新しいルート検索
現在のルート検索は、自動車、鉄道、徒歩、自転車の移動手段別に表示されるようになっていますが、これが全て一緒に表示され、比較可能になる予定。
また、AIにより、ユーザーが好む移動手段を自動的に優先するようになる他、その都市での人気の交通手段の候補をより多く示してくれるようになります。例えば、ニューヨーク、ロンドン、東京、ブエノスアイレスなどの地下鉄の利用が多い都市では、地下鉄を使用した経路を上位に表示します。
なお、この機能はiOSとAndroidで利用可能で、今後数ヶ月のうちに世界各国で提供されます。