【レビュー】リンクスのオリジナルミニPC「LC3501」 ー 10cm角の小型筐体にRyzen 5 3501Uを搭載

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【レビュー】リンクスのオリジナルミニPC「LC3501」 ー 10cm角の小型筐体にRyzen 5 3501Uを搭載

リンクスインターナショナルが9月に発売した同社オリジナルミニPC「LC3501」を貸し出して頂いたので紹介します。

「LC3501」の最大の特徴はその大きさで、10cm角のコンパクト筐体を採用するミニPCとなっており、筆者も様々なミニPCを試用してきましたが、恐らく一二を争うくらいの小ささ。

その大きさの筐体にAMD Ryzen 5 3501Uを搭載し、製品ラインナップはDDR4-2666 8GB RAMを搭載した「LC3501-8/256-W11Pro (3501U)」と、16GB RAMを搭載した「LC3501-16/256-W11Pro (3501U)」の2モデルが用意されており、販売価格は58,800円(税込)と64,800円(税込)となっています。

「LC3501」の主なスペックは下記の通り。

本体サイズ100×100×34mm
本体重量約260g
CPUAMD Ryzen 5 3501U
4コア/8スレッド
最大3.7GHz
GPURadeon™ Vega 8 Graphics
RAMSO-DIMM DDR4 2666 MHz
8GB もしくは 16GB
ストレージM.2 2280 SATA SSD 256GB
(空きスロット:なし)
ポート
(後部)
1×1G LAN
1×HDMI
1×DisplayPort 1.4
2×USB 2.0
ポート
(前面)
2×USB 3.2 Gen1 Type-A
1×3.5 mmオーディオ端子(4極)
画面出力HDMI2.0 x 1
DP1.4 x 1
Wi-FiWi-Fi 5
BluetoothBluetooth 4.2
OSWindows 11 Pro
目次

外観や内部設計を紹介

本体は全体が樹脂製であるものの、マットなブラックのカラーリングと上蓋と本体の隙間に施された光沢のあるピアノブラックのような装飾からチープ感はなく、落ち着いた雰囲気となっています。

また、冒頭でも触れた通り、10cm角というコンパクトなサイズも特徴で、下記画像は1枚目が先日にレビューした「LC7530」との比較で、「LC7530」はミニPCの通常サイズといったサイズ感なので更に二回りくらい小さいことが良く分かります。2枚目は女性の手の平に載せた状態となっており、男性であれば余裕で鷲づかみ出来るレベル。

付属品は本体以外にプラグ一体形の小型のACアダプタとVESAマウント用のネジやブラケットのみとなっており、HDMIケーブルは付属していません。

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インターフェースは、前面にUSB 3.2 Gen1 Type-Aが2つと3.5 mmオーディオ端子が1つを搭載。

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背面は、1G LANポート、HDMI2.0、DisplayPort 1.4に加え、USB 2.0が2つといった構成。ディスプレイ出力はHDMI 2.0とDisplayPort 1.4によるデュアルディスプレイ環境を構築可能。

【レビュー】リンクスのオリジナルミニPC「LC3501」 ー 10cm角の小型筐体にRyzen 5 3501Uを搭載

本体左右側面は通気口のみのシンプルなデザイン。

底面は通気口とVESAマウント用のネジ穴が用意されています。ゴム足はしっかりしており、安定性もあり。

【レビュー】リンクスのオリジナルミニPC「LC3501」 ー 10cm角の小型筐体にRyzen 5 3501Uを搭載

「LC3501」の内部にアクセスするのはミニPCに良く多い底面からではなく、上蓋をツールレスで簡単に開けられる仕組みが採用されています。背面に用意されているロックを解除すると上蓋を簡単に外すことが可能。ゴム足やネジを外す必要がないので、これは有り難い。

【レビュー】リンクスのオリジナルミニPC「LC3501」 ー 10cm角の小型筐体にRyzen 5 3501Uを搭載

上蓋を取り外すと内部のRAMおよびSSDスロットに簡単にアクセス可能で、RAM、SSDともに熱伝導シートで覆われており、それをめくる形でアクセス可能。後から必要に応じてRAMやSSDを交換したり強化し易いので、長く付き合うことが出来るPCとなっています。

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非力ながら事務用途には十分

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CPUはZen+アーキテクチャで最大3.7GHzの4コア/8スレッドで動作するAMD Ryzen 5 3501Uを搭載し、グラフィックスはCPU内蔵で8コアのRadeon Vega 8 Graphicsを搭載しています。

RAMはSO-DIMM DDR4-2666の16GB RAMがシングルチャネルで搭載されており、メーカーは中国のYINCHU製。SSDは中国のFIREBATというメーカーのM.2 2280 SATA SSD 256GBを1枚搭載しており、SSDのスロットは1つですが、同じSATA規格であれば換装することも可能と思われます。

搭載されているSSDのパフォーマンスを「CrystalDiskMark 9」を用いて測定してみましたが、SATA 3.0規格(最大理論値約600MB/s)なのでこのくらいといったところでしょうか。HDDよりは速いものの、アプリの起動やフォルダを開く際にも少し待たされる感じで、NVMe規格のSSDに慣れてしまっている場合は遅いと感じてしまうかもしれません。

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また、PCの総合的なパフォーマンスを測定するベンチマークソフト「PC Mark 10」の総合スコアは”2274″でした。一昨年から去年に出回っていたIntel N100を搭載した低価格ミニPCと似たようなスコアとなっています。搭載されているCPUとGPUの性能から、ゲームだけでなく、写真編集や動画編集、3Dグラフィックス関連の作業等も厳しいですが、日常の事務作業やWebブラウザで多数のタブを開きながら資料作りやメール、テレビ会議などとの作業等であればこなせる性能となっています。

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冷却ファンの動作音については、本体サイズに合わせて冷却ファンも小さいことから冷却するにはある程度ファンを回す必要がある為か、常時サーッという音が聞こえます。なお、ベンチマークテストなどを複数行ってもサーマルスロットリングは発生せず、熱管理はきちんと行えている印象。

ここまで「LC3501」を紹介してきましたが、「LC3501」が向いている作業や特徴をまとめると下記の通り。AMD製CPUを搭載するミニPCの中では求めやすい価格帯の1台なので、より低価格で小さいなミニPCが欲しいなら注目の1台ではないでしょうか。

  • Webブラウジング、YouTubeやNetflixなどの動画視聴
  • WordやExcelなどのOffice資料作成・リモートワーク用タスク
  • Windows 11 Pro搭載なので業務用端末や組込みなど法人用途にも最適
  • デスクの省スペース化が可能
  • 内部にアクセスし易い構造
  • 低消費電力も特徴

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