【レビュー】ACEMAGICのミニPC「F5A AMD Ryzen 7 H255」をチェック ー コスパ・拡張性・冷却性能、各方面で完成度の高いモデルに

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【レビュー】ACEMAGICのミニPC「F5A AMD Ryzen 7 H255」をチェック ー コスパ・拡張性・冷却性能、各方面で完成度の高いモデルに

ACEMAGICが販売中の最新ミニPC「F5A AMD Ryzen 7 H255」を提供頂いたので紹介します。

「F5A AMD Ryzen 7 H255」は、その名前の通りCPUにAMD Ryzen 7 H 255を搭載したミニPCで、GPUにはCPU内蔵のRadeon 780Mを搭載しており、普段使いからビジネス用途、クリエイティブ作業、軽めのゲームまで幅広く対応できるモデルとなっています。

詳細は以下から。

目次

F5A AMD Ryzen 7 H255の仕様

まず初めに「F5A AMD Ryzen 7 H255」の主なスペックは下記の通り。

本体サイズ130×132×62mm
CPUAMD Ryzen 7 H 255
GPUAMD Radeon 780M
RAM24GB LPDDR5 6400MT/s
(オンボード/増設不可)
ストレージM.2 2280 PCIe4.0 NVME SSD 512GB
(M.2 2280スロット×3、各最大2TBまで)
ポート
(後部)
USB 3.2 Gen2 Type-A ×1
USB 2.0 ×1
USB4 ×1(最大40Gbps / DP1.4 / PD対応)
HDMI 2.1 ×1
DP 2.1 ×1
RJ45(2.5Gbps)×2
ポート
(側面)
OCuLinkポート ×1
ポート
(前面)
USB 3.2 Gen2 Type-A ×2
USB4 ×1(最大40Gbps / DP1.4 / PD対応)
3.5mmオーディオジャック ×1
画面出力HDMI2.1 x 1:8K@60Hz
DP2.1x 1:8K@60Hz
USB4 x 2:4K@60Hz
Wi-FiWi-Fi 6E
BluetoothBluetooth 5.2
OSWindows 11 Pro

今回紹介する「F5A AMD Ryzen 7 H255」のCPUは冒頭でも紹介した通りAMDの「Ryzen 7 H 255」を搭載しており、この「Ryzen 7 H 255」は主に中国市場向けや特定のOEM向けに提供された高性能なノートPC・ミニPC向けプロセッサとなっています。

過去に似た名前の「Ryzen 7 255」を搭載したミニPCをレビューしていますが、「Ryzen 7 255」は「Ryzen 7 8745HS」をリネームしたものと言われており、「Ryzen 7 H255」と「Ryzen 7 8745HS」のAMD公式サイトのスペック表を比較しても対応するCPUソケットの違いのみで、それ以外のスペックは同じの為、「Ryzen 7 H 255」と「Ryzen 7 255」と「Ryzen 7 8745HS」は名前は違えど基本的な中身は同じCPUと考えて良さそうです。ただ、なぜ「Ryzen 7 255」から「Ryzen 7 H 255」へと改称?されたのかは不明です。

「Ryzen 7 H 255」はCPUコアには「Zen 4」アーキテクチャ、GPUコアには「RDNA3」アーキテクチャを搭載し、8コア16スレッド、クロック数は最大4.9GHz。GPUはプロセッサ内蔵のRadeon 780M Graphics(動作周波数:2600MHz)となります。

また、最近のCPUであれば標準となりつつあるNPUを搭載していないのも特徴で、NPUを必要とする作業しなければ不要なので、コストダウンにも繋がっています。

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RAMは最近のミニPCとしては珍しくオンボードの24GB LPDDR5 6400MT/s RAMを搭載し、増設は不可。ちなみにHWiNFOではクアッドチャネルと表示されるので、この通りであれば6GB×4の構成で搭載されていることになります。これまでのミニPCはDDR5 5600MT/sのRAMを搭載しているモデルが多かったですが、LPDDR5 6400MT/s RAMはオンボードであるものの、DDR5よりも省エネ性に優れ、データ転送速度もより高速なのが特徴。

同社はLPDDR5の採用理由として、内蔵グラフィックス(GPU)の処理速度への影響、限られた空間における熱管理、オンボードによる接続の安定性といった3つの理由を挙げています。

ストレージはPCIe Gen4 NVMe 2280 M.2 SSD 1TBが搭載されています。M.2 2280スロットが3つ用意されているのも本機の特徴の1つで、各スロットごとに最大2TBまで拡張可能なので、合計で6TBまで拡張可能です。同スロットが2つのモデルが多い中、本機はSSDの拡張性は他のモデルより優れています。

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インターフェースの特徴としては、最大40Gbpsのデータ転送と15WのUSB PD(Power Delivery)出力対応のフル機能のUSB4ポートが前面と背面に1つずつ搭載されている他、LAN 2.5Gbpsポートが2つ搭載されていることで、HDMI2.1、DP2.1、USB4×2ポートにより最大4画面・8K出力に対応しています。

さらに、OCuLinkポートが側面に搭載されているので、外付けGPUボックスなどを接続してグラフィックス性能を向上させることが可能です。

最後に、OSは「Windows 11 Pro」を搭載し、ライセンス形態は「OEM」となっていることを確認済みです。

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外観デザインと内部構造など

筐体は樹脂性で、他のメーカーのミニPCにはない少しレトロっぽいデザインが特徴。天板部分は光沢のある化粧パネル部分(AMDのシールが貼られている箇所)と通気用に多数の穴が空いたパンチングデザインとのハイブリッドデザインとなっています。

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同梱品は左上から時計回りに、説明書類、HDMIケーブル、ACアダプタ、VESAマウントアダプタ、電源ケーブルといった構成。

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ACアダプタは135.8×62.3×29.0㎜とかなり大きく、出力は120W。電源ケーブルを含めた重さは実測値で453g。他社の同じクラスのCPUを搭載したミニPCではこの半分くらいのサイズの120W級ACアダプタが付属していることが多いので、コスト対策でしょうか。

本体の大きさは130×132×62mmで、縦横のサイズはミニPCとしては標準的な大きさですが、高さが他のミニPCに比べると10〜20mm高くなっています。重さは実測値では610g。

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前面のインターフェース周りにも光沢のある化粧パネルが貼られており、左から3.5mmオーディオジャック、USB 3.2 Gen2 Type-Aが2つ、USB4(最大40Gbps / DP1.4 / PD対応)が1つで、前面にUSB4(USB-C)があるのは有り難い。

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本体左側面にはOCuLinkポートが搭載されており、外付けGPUを接続することでミニPCの弱点であるGPU性能を向上させることが可能です。

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本体背面は排気口がある他、左からUSB4(最大40Gbps / DP1.4 / PD対応)、2.5G LANポートが2つ、HDMI 2.1、DP 2.1、USB 3.2 Gen2 Type-A、USB 2.0といった構成で、USB4ポートが前後で2つ搭載されており、OCuLinkを含めると拡張性が考えられた構成となっています。

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本体底面は無骨なデザインといった感じで、昔の家電製品の裏側のような見た目です。VESAマウント用の穴が用意されているので、付属のVESAマウントアダプタを使用することで、ディスプレイの背面などに取り付けることが可能です。

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内部にアクセスするにはゴム足を取り外す必要あり。ネジは普通のプラスネジなので、別途特別な工具を用意せずに開封可能ですが、ゴム足を取り外す際は粘着テープが本体側に残らないよう気をつける必要があります。開封すると底蓋に冷却ファンが取り付けられており、その電源ケーブルがマザーボードに接続されているので、切断に注意が必要です。

内部設計はこんな感じ。本機はミニPCにしては珍しく、RAMはオンボード(マザーボードに直付け)なのに加え、アクセスし難いマザーボードの背面に搭載されているので、開封してもRAMにアクセスしたり、詳細を確認することが出来ません。増設出来ないのもネックですが、24GB搭載されているので、本機の使用用途からすると十分かと。また、上述した通り、M.2 2280スロットが3つも用意されているのも珍しく(2つが多い)、各スロットとも最大2TBずつの計6TBまで拡張可能。

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搭載されているSSDは、M.2 2280 PCIe Gen.4 x4仕様の512GB SSD。KEYWAYという聞いたことがないメーカーのものが採用されており、ネットで検索してもヒットせず、AmazonやAliexpressでも販売されていないメーカーとなっており、公称値等の詳細は不明。性能面は後ほどベンチマーク結果で紹介します。

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無線モジュールはMediaTekのMT7922A22Mを搭載したワイヤレスカードを搭載し、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応しています。

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各種ベンチマーク

「F5A AMD Ryzen 7 H255」の実機で測定した各種ベンチマークソフトウェアの結果を紹介します。参考までに、他社製品ではあるものの現在も販売中で、購入時に対抗機種として検討に入れる可能性のある2製品とスコアを比較してみました。

その2製品とは、Intelのモバイル向け最新CPU「Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)」のCore Ultra 7 356Hを搭載したミニPC「Minisfourm M2」に加え、全く同じ仕様のAMD Ryzen 7 255を搭載したミニPC「Minisfourm X1 Lite-255」。

比較対象となる各モデルの主な仕様は下記の通り。

モデル名CPUコア/スレッド数/
最大クロック数
GPURAM
F5A AMD Ryzen 7 H255Ryzen 7 H2558コア
16スレッド
最大4.9GHz
Radeon 780M
(12コア)
DDR5-6400
24GB
(6GB×4?)
Minisfourm M2Core Ultra 7 356H16コア
16スレッド
最大4.7GHz
Intel Graphics
(4コア)
DDR5-5600
32GB
(32GB×1)
Minisfourm X1 Lite-255Ryzen 7 2558コア
16スレッド
最大4.9GHz
Radeon 780M
(12コア)
DDR5-5600
32GB
(16GB×2)

PC Mark 10

「PC Mark 10」はPCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトで、日常的なPCでの作業やデジタルコンテンツを操作するときの性能に焦点を当てたテスト。

有料版の「PCMark 10 Advanced Edition」では、「Essentials」「Productivity」「Digital Content Creation」「Gaming」の4つのテストグループのベンチマークを測定でき、各テストのスコアと総合スコアで性能を表します。各テストグループの詳細は下記の通り。

  • Essentials
    • PCの基本性能を測るテストグループで、アプリの起動速度を測る「App Start-up」、Webブラウジングに関連する処理性能を測る「Web Browsing」、複数の参加者によるビデオ会議を想定し、処理に関連する性能を測る「Video Conferencing」という合計3つのワークロードを実行。
  • Productivity
    • Office Suiteのようなビジネスアプリの処理性能を測るテストグループで、ワープロソフトの性能を測る「Writing」と、表計算ソフトの性能を測る「Spreadsheets」という2つのワークロードを実行。
  • Digital Content Creation
    • コンテンツ制作作業を想定したテストグループで、写真編集に関する性能を計測する「Photo Editing」、動画編集の性能を計測する「Video Editing」、3Dグラフィックスの表示とレイトレーシングによるレンダリングの性能を調べる「Rendering and Visualization」という3つのワークロードを実行。
  • Gaming
    • ゲームの実行に関わる性能を測るテストグループで、Futuremark製の3Dグラフィックスベンチマークソフト「3DMark」をPCMark 10向けにカスタマイズしたものが入っており,「Fire Strike」プリセットを実行。

「F5A AMD Ryzen 7 H255」の各テストグループの結果は下記の通りで、下記のスコアであれば一般的なオフィス作業や簡単なメディアコンテンツ制作、写真、動画、その他のデジタルコンテンツ編集なども問題なくこなせる性能となっています。ゲーム性能も予想以上に高いスコアとなりました。

テストスコア
総合スコア7250
Essentials9076
Productivity13467
Digital Contents Creation9502
Gaming6432

他のミニPCとの比較が下記グラフの通りで、最新CPUを搭載した「Minisfourm M2」を総合スコアやゲーム性能で上回る結果となり、同じ仕様のCPUを搭載した「Minisfourm X1 Lite-255」とは一進一退といった感じの結果に。

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CINEBENCH R23

「CINEBENCH R23」はCGレンダリング速度からCPU性能を測定するベンチマークで、CGレンダリングはマルチスレッド処理向きの作業であることからコア/スレッド数が多ければ多いほど性能が高くなる他、動作周波数に比例して性能が上がる傾向もあり、CPUの最大性能を比較するのに最適なベンチマーク。

「F5A AMD Ryzen 7 H255」の結果や他の製品との比較は下記の通り。

テスト項目スコア
CPU (シングルコア)1716
CPU (マルチコア)15317
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3D Mark

「3DMark」はハイエンドPCからタブレットPCまで利用できる定番3Dベンチマークソフト。DirectX 12を利用したベンチマークなどが用意されており、各テストの測定内容とスコアは下記の通り。

テスト測定内容
Night Raid「Time Spy」よりも軽量化されたテスト、CPU統合グラフィックスを備えた軽量デバイス向けのDirectX 12ベンチマーク
Fire StrikeゲーミングPC向けのDirectX 11ベンチマーク
Steel Nomad「Time Spy」に代わるベンチマークで、非レイトレーシングゲームの性能を測定するための推奨ベンチマーク
Solar Bayマルチプラットフォーム対応レイトレーシングベンチマーク
Speed WayDirectX 12 Ultimateを利用したレイトレーシングベンチマーク
Time SpyゲーミングPC向けのDirectX 12ベンチマーク
Port Royalリアリタイムレイトレーシングに対応したベンチマークテスト

「F5A AMD Ryzen 7 H255」の結果と他製品との比較は下記の通り。レイトレーシング系ベンチマーク以外は「Minisfourm M2」を上回る結果に。

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ただ、「Minisfourm M2」に搭載のCore Ultra 7 356Hの内蔵GPUであるIntel Graphicsは4コアなのでベンチマークテストには弱いですが、超解像技術「XeSS 3」やマルチフレーム生成機能の「XeSS MFG」を搭載しており、対応ゲームではフレームレートを最大4倍に引き上げることが可能なので、実際には「Minisfourm M2」の方がより高いフレームレートでプレイ可能です。

各種ゲームのベンチマーク

ここからは立て続けにゲームソフトのベンチマーク結果を紹介します。

FINAL FANTASY XV

2018年に発売された重量級のアクションRPG「Final Fantasy XV」のPC版が快適に動作するか否かを推し量るためのベンチマーク。基本的に4K解像度でのプレイは難しく、フルHD解像度で少し画質を落とすことでようやくプレイ出来るといったレベル。

設定スコア評価
高品質 / 1920×1080 ウインドウ2613やや重い
標準品質 / 1920×1080 ウインドウ3782普通
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ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシー

「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー」を動作させた場合のパフォーマンスの指標となるスコアを測定出来るベンチマーク。上述した「Final Fantasy XV」と同じような結果ですが、フルHD解像度であればある程度プレイ可能。

設定スコア評価
1920×1080 高品質
(デスクトップPC)
4284普通
1920×1080 高品質
(ノートPC)
5072普通
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サイバーパンク2077

発売から5年以上経過した今でもグラフィックス処理負荷の高いゲームの例に挙げられることの多い「サイバーパンク2077」も試してみましたが、グラフィックスの設定を「低」にしても平均FPSは48.13FPSと流石に厳しい結果に。

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Apex Legends

バトルロイヤルFPSの定番「Apex Legends」でも実際にトレーニングモードの一定コースを移動した際のフレームレートを測定してみました。設定はフルHDで画質はデフォルトの設定のまま。結果は70FPSほどで推移する結果に。FPSゲームで対人戦をプレイする場合、最低でも120fps〜144fpsが推奨され、競技性を高めるなら240fpsが理想とされていますが、その辺を気にしないでプレイするのであれば問題なくプレイは可能です。

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CrystalDiskMark 9

「CrystalDiskMark 9」はストレージのデータ転送速度を測定できる定番ベンチマークソフトで、キューやスレッドの数を指定したシーケンシャルリード&ライト、ランダムリード&ライトの計測が可能。

搭載されているSSDの性能の公称値が公開されていないので、設計通りの性能が出ているのかどうかは確認出来ませんが、シーケンシャルリードはミニPCの中では最高レベルの約7000MB/s、一方でシーケンシャルライトがちょっと遅い4700MB/sといった結果に。ただ、一般的な使い方では分からないレベルです。

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まとめ

「F5A AMD Ryzen 7 H255」は、数世代前のCPUを搭載しているにも関わらず、パフォーマンスも高く、ゲームも画質を落としてフルHD解像度であればそれなりにプレイできるモデルとなっています。また、RAMの拡張性はないものの、M.2スロットを3つ搭載しているのでSSDを最大6TBまで増設出来る他、OCuLinkも搭載されているので、外付けGPUを接続するなど、拡張性に優れたモデルでもあります。

発熱や騒音に関しては、ヒートパイプに加えて大型静音ファンを上下に1つずつ搭載し、筐体の背が少し高く内部スペースに余裕がある設計となっていることから、ベンチマークテストなどCPUに負荷をかけた場合でも非常に安定しています。CPU温度も80度台前半までしか上がらず、サーマルスロットリングも一度も発生しませんでした。

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▲稼働時の本体上部の温度

冷却ファンのノイズに関しても余程の高負荷状態にしない限りはほぼ気にならないレベル。事務処理や動画視聴くらいの作業では動いているかどうか分からないほどで、冷却性能と静音性に関してはかなり優秀な部類に入ります。

筆者もこれまでに多数の様々なミニPCを触ってきていますが、CPU・GPU性能を引き出す熱設計、LPDDR5メモリの採用、3つのM.2スロット、OCuLink搭載など、Ryzen 7 H255(Ryzen 7 255/Ryzen 7 8745HSを含む)搭載モデルの中では一番完成度が高い製品だと感じました。

また、詳細な価格は後述しますが、セールやクーポン利用で10万円以下で購入出来るのも魅力の1つ。昨今のRAMやSSDなどの部品コストの高騰により、MinisforumやGEEKOMなどの著名メーカーでも同等スペックだと10万円以上となっているのが現状で、本記事投稿時点だと同等スペックのミニPCの中では一番コスパに優れたモデルとなっています。

今回レビューした「F5A AMD Ryzen 7 H255」の24GB RAM+512GB SSDモデルの価格は129,998円ですが、Amazonではクーポン利用で1万円オフの119,998円で販売されています。また、公式ストアAmazonでは24GB RAM+1TB SSDモデルも販売されており、Amazonでは同じく1万円オフの129,998円となっている他、公式ストアでは更に値下げされていて、98,800円の超特価で販売中です(2026年7月3日まで)。

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