【レビュー】EarFunの最新イヤーカフ型イヤホン「EarFun Clip 2」をチェック ー サウンドと装着感が進化し、ワイヤレス充電にも対応

EarFunが先月発売したばかりのイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの最新モデル「EarFun Clip 2」を提供頂いたので紹介します。
イヤーカフ型は2024年に登場して以降、耳を塞がない軽快な装着感や、周囲の音が聞こえることからながら聴きに最適なモデルとして人気となり、現在は各社から様々なモデルが販売されています。
「EarFun Clip 2」は同社としては昨年夏に発売した「EarFun Clip」に続く2モデル目で、名前の通り、「EarFun Clip 2」は「EarFun Clip」の後継モデルとなっています。
「EarFun Clip」との仕様の比較は下記の表の通りですが、「EarFun Clip」からの主なアップグレード箇所は、搭載するドライバーのサイズが12mm口径へと大型化されたこと、ブリッジ部分の改良、サウンドポートの形状変更、4マイクAI通話搭載、ワイヤレス充電対応、バッテリー駆動時間の改良といった感じ。
主な仕様
| EarFun Clip 2 | EarFun Clip | |
|---|---|---|
| ドライバー構成 | チタン製12mm径ドライバー + デュアル磁気回路 | 10.8mmカーボンファイバー複合膜ドライバー |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0 | Bluetooth 6.0 |
| 対応コーデック | LDAC, SBC | LDAC, SBC, AAC |
| 通話 | 4mic AI通話 | 2mic AI通話 |
| ハイレゾ認定 | ○ | ○ |
| 連続再生時間 (イヤホン単体) | LDACオフ:最大11時間 LDACオン:最大6時間 | LDACオフ:最大10時間 LDACオン:最大5.5時間 |
| 連続再生時間 (充電ケース利用) | LDACオフ:最大40時間 LDACオン:最大22時間 | LDACオフ:最大40時間 LDACオン:最大22時間 |
| バッテリー容量 | イヤホン:60mAh 充電ケース:490mAh | イヤホン:60mAh 充電ケース:490mAh |
| ワイヤレス充電 | ○ | × |
| 防水規格 | IP55 (イヤホンのみ) | IP55 (イヤホンのみ) |
| マルチポイント接続 | ○ | ○ |
| 重さ | イヤホン(片耳):5.5g | イヤホン(片耳):5.7g |
| カラー | ブラック・ホワイト | シルバーグレー・ホワイト |
同梱品や外観デザイン
まず、同梱品は本体の他、ユーザーマニュアルと充電用のUSB-A – USB-Cケーブルのみ。USB-Cケーブルを持っているユーザーも増えてきているので、ケーブルの同梱はそろそろ終了しても良いかと思いますが、もし同梱するのであればUSB-C – USB-Cケーブルが欲しいところ。

充電ケースは楕円形の丸みを帯びたデザインで、レビューしたブラックモデルはマットなカラーリングが特徴となっています。充電ケースのサイズは実測値で70×48.2×29.3mmと、「EarFun Clip」の66×48.3×28mmよりも僅かに大きくなっています。充電ケースの蓋の開閉やイヤホンの取り出しおよび収納イヤホンに関しては非常にスムーズに出来る設計となっており、イヤホンを落としそうになる場面はありませんでした。


イヤーカフ型ではイヤホンを左右関係なく収納出来る製品も存在していますが、本製品は左右がきちんと決められており、収納する際も向きが間違えていると収納出来ない仕様。前モデルの「EarFun Clip」ではブリッジの付け根の部分に右耳用を示す赤い輪っかが施されていましたが、「EarFun Clip 2」ではそれがなくなってしまったのは残念。

イヤーカフ型イヤホンはサウンドポートが球体部分の中央部に位置していることが多いのですが、「EarFun Clip」シリーズは斜め(45度)に向けて配置されているのが特徴。これにより、音を効率よく鼓膜へ届け、明瞭度と没入感を向上し、音漏れも最小限に抑えるとのことで、実際、イヤーカフ型はバッテリー部分の重みで耳に対して斜めにぶら下がる感じになることが多く、この45度の配置により耳の穴に対してサウンドポートが正面に来るようになっています。
また、写真では少し分かり難いですが、「EarFun Clip 2」ではサウンドポートの形状が「EarFun Clip」の円形から楕円形に変更されており、音圧と音量感を向上させ、音場を広げる効果があるとのこと。

イヤホン本体のデザインは前モデルを踏襲したデザインで、サウンドポートがある側が球体に近い形状、バッテリーなどが搭載されている側が楕円形のそらまめのような形状となっているのが特徴。サウンドポートがある側は「EarFun Clip」では完全な球体でしたが、「EarFun Clip 2」では楕円形に変更され、肌との接触面積を広げることで、長時間の装着による圧迫感を軽減する仕組みとなっています。
また、左右の筐体を繋ぐC型ブリッジ設計の見直されており、「EarFun Clip」では文字通り綺麗なC字型でしたが、「EarFun Clip 2」はブリッジ部分の長さが31%増加しています。これにより、さまざまな耳の形にフィットし、より多くのユーザーが快適に利用出来るようになっています。
さらに、ブリッジ部分は0.5mmの極細ニッケルチタン合金ワイヤーと、超ソフト液状シリコンを採用しており、装着時の締め付け感がさらに軽減し、一日中軽やかで快適な付け心地を実現しています。


最近、オープンイヤー型イヤホンはタッチ操作ではなく物理式ボタンへ原点回帰するモデルが多々見られますが、本製品も前モデルに引き続き、物理ボタンを採用しており、誤操作が起きにくい設計となっています。見た目はタッチ式の方がスッキリしますが、タップ操作は誤操作も多いので、押すことで確実な操作が行える物理式の方が個人的には好みです。
実際に装着したところが下記写真。装着感に関しては、片側5.5gということもあり、圧迫感の少ない自然な装着感で、ながら聴きをしていて音楽を停止した後も着けていることを忘れるくらい違和感や不快感はありませんでした。オープンイヤー型なので、テレビの音や話し声も普通に入ってくるので、着けっぱなしでも問題なしです。また、頭を振ったり飛び跳ねたりしても落ちることもありませんでした。


バッテリー駆動時間は、イヤホン本体で最大11時間(LDACオフ時)で「EarFun Clip」よりも1時間延びています。また、充電ケースを併用することで最大40時間の連続再生が可能で、10分の充電で最大2.5時間の音楽再生が可能な急速充電にも対応しています。さらに、「EarFun Clip 2」では新たにワイヤレス充電にも対応し、Qi規格に対応したワイヤレス充電器に置くだけで充電可能です。

多機能な公式アプリ
公式アプリの多機能さも同社製品の特徴で、トップ画面ではバッテリー残量の確認に加え、低遅延のゲームモードや独自の3Dサラウンド技術「Spatial Stage」で広がり感のあるサウンドを実現するシアターモードなど、各種モードのオン/オフなどが可能。
物理式ボタンについては左右個別に細かなカスタマイズが可能で、片耳を無効化したり、全てのコントロールを無効化することも可能。基本的には初期設定のままで問題はありませんが、好みに合わせてカスタマイズ出来るのは嬉しいところ。

イコライザー機能も多数のプリセットに加え、ユーザー自身で好きにカスタマイズ出来る「カスタムイコライザー」、ユーザーそれぞれに最適なイコライザー設定を作り上げることができる「適応イコライザ」も用意されています。

他にも豊富なオプション機能が用意されており、最大2台のデバイスを同時に接続出来る「デュアルデバイス接続(マルチポイント接続)」や音量を落としてバッテリー駆動時間を延長する「低電力モード」、音声ガイダンスの細かな設定が可能。

さらに、同社のイヤホンではお馴染みの音量の上限を設定したり、左右のバランスを調整出来る「聴力健康」機能、Bluetoothの接続が設定した一定時間切断された場合に自動で電源を切ってくれる「自動電源オフ」、音を鳴らしてイヤホンを探すことができる「イヤホンを探す」機能なども利用可能。「イヤホンを探す」はGPSではなく、あくまでBluetoothの接続範囲内で音を鳴らすだけなので、家の中やカバンの中などで見当たらない場合に使用するものとなっています。

他にも、IP55の防塵防水性能(イヤホン本体のみ)、Android端末にワンタッチで接続できるGoogle Fast Pairにも対応しています。
なお、LDACに対応したAndroid搭載スマホであればアプリの「Bluetoothオーディオの品質」の項目において「音質優先 LDAC」をオンにすることでLDACでの接続が可能。ただ、同社の他のモデルと同じく、Bluetooth接続の安定性を確保する為、LDACとデュアルデバイス接続は引き続き同時に利用出来ないので注意が必要。また、「シアターモード」もLDACをオフにしないと使えないところも同様です。

まとめ

サウンドについては、LDACでAndroid搭載スマホ「Galaxy Z Flip7」と接続し、ハイレゾ音源を視聴してみました。
イコライザー等や各種モードはデフォルト(標準)の状態では、中域をメインに据えたクリアなサウンドとなっており、人によっては軽く、若干低音が弱めと感じるかもしれません。価格帯を考慮すると十分過ぎる音質だと思いますが、イコライザー機能の「迫力ある重低音」を選択することで、より低音域の迫力が増し、全体的なまとまりが良くなる印象。
個人的には「適応型イコライザー」で自分の耳に合った音調にすることで、よりバランスが整い、聴きやすくなる感じです。
音漏れに関しては、前モデルの「EarFun Clip」はイヤーカフ型の中でも結構音漏れする方でしたが、「EarFun Clip 2」はサウンドポートの形状変更などでかなり改善されています。オープンイヤー型なので当然ながら多少の音漏れは生じますが、その音量はかなり小さめで、シーンとした静かな環境&爆音でなければ気にならないレベルに。
イヤーカフ型の特徴でもある軽快で長時間使い続けても疲れない装着感をさらに改良しつつ、音質面でも満足出来る製品に仕上がっており、価格も1万円以下とコスパも魅力的な製品となっています。
カラーは今回レビューしたブラックに加え、ホワイトが用意されており、通常価格は9,990円(税込)。現在、公式ストアでは15%オフクーポンコードが配布されている他、Amazonでも同じく15%オフとなるクーポンが用意されているので、この機会に是非どうぞ。

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