【レビュー】PITAKAの「iPhone 17 Pro」シリーズ対応アラミド繊維ケース3製品を一挙紹介!!|新作の「UltraGuard Case」は手触りが最高

PITAKAはAppleの「iPhone 17」シリーズおよび「iPhone Air」に対応したアラミド繊維ケース3種類を発売しましたが、その3製品の「iPhone 17 Pro」対応モデルを提供頂いたので紹介します。
PITAKAは創業時からアラミド繊維を使ったケースを作り続けており、アラミド繊維は同質量の鋼鉄よりも5倍強く、ガラス繊維の半分の軽さという特殊素材となっています。
今年の「iPhone 17」シリーズおよび「iPhone Air」向けアラミド繊維ケースとしては、極薄の「Ultra-Slim Case」、軍用グレードの「Aramid ProGuard Case」、フルカバーモデルの「Aramid UltraGuard Case」の3種類が用意されています。
3製品の違いを比較
各モデルの違いをまとめたものが下記の表。
Ultra-Slim Case | Aramid ProGuard Case | Aramid UltraGuard Case | |
---|---|---|---|
特長 | 驚くほどスリムで軽量 | 保護機能と耐衝撃性 | 保護力・プレミアム感・高級感 |
重さ | 最小18.5g (±4g) | 約34g | 約35g |
厚さ | 最小0.88mm (±0.4mm) | 約2mm | 約2mm |
素材 | アラミド繊維 | アラミド繊維+TPU | アラミド繊維+TPU+特殊樹脂 |
カメラコントロール | PitaTap™ボタン アラミド繊維静電容量ボタン | 完璧なタッチ感 超薄型精密成形 | 物理的静電容量ボタンプロテクション |
保護性能 | 日常保護 | 超強力保護 アーチ構造 軍用基準認証済み | 超強力保護 軍用基準認証済み プレミアム一体型デザイン |
リアカメラ周りの保護 | 2mm カメラ保護リップ | 2mm カメラ保護リップ | 2mm カメラ保護リップ |
ベゼル周りの保護 | 1.44 隆起ベゼル | 1.44 隆起ベゼル | 1.44 隆起ベゼル |
MagSafe対応 | ○ | ○ | ○ |
対応モデル | Air 17 17 Pro 17 Pro Max | 17 Pro 17 Pro Max | 17 Pro 17 Pro Max |
カラー | 黒/グレー 黒/ブルー Moonrise(ムーンライズ) Sunset(サンセット) 山(OVER THE HORIZON) 星(MILKY WAY GALAXY) | 黒/グレー Moonrise(ムーンライズ) Sunset(サンセット) | 黒/グレー Moonrise(ムーンライズ) Sunset(サンセット) |
各モデルの詳細は別途下記でお伝えしますが、まずは3製品の違いを写真を用いて大まかに紹介。
まず表面の素材は、「Ultra-Slim Case」はアラミド繊維そのままといった質感で、適度に編み込みの凸凹があるものの、サラサラで手触りが良いのが特徴。「Aramid ProGuard Case」はアラミド繊維とTPUがシームレスに一体化しており、背面はアラミド繊維、側面はTPUといった感じで、背面と側面で質感が異なるのが特徴。最後に「Aramid UltraGuard Case」は今年初めて登場したモデルで、3Dフルラップ熱可塑成形技術によりアラミド繊維をTPUと完全に一体化したケースとなっており、「ProGuard Case」よりも一体感のあるデザインが特徴。

3製品ともMagSafeに対応しており、MagSafe用のマグネットが内蔵されており、MagSafe対応アクセサリを利用可能です。「Ultra-Slim Case」は裏側もアラミド繊維そのままといった感じの硬めの質感ですが、「Aramid ProGuard Case」と「Aramid UltraGuard Case」は薄いフェルトのような素材が貼られており、ストラップ用のホルダーを取り付け出来るようUSB-Cポート付近は少し薄くなっています。

各種ボタン部分に関しては、「Ultra-Slim Case」はくり抜かれており、iPhoneのボタンが剥きだしになる設計で、「Aramid ProGuard Case」はケース側面と同じTPU素材のボタンで、ボタンの左右に切り欠きが入って操作性を確保する設計となっています。「Aramid UltraGuard Case」は表面が金属製のボタンがケースにはめ込まれており、高級感のある仕様。「Aramid ProGuard Case」、「Aramid UltraGuard Case」ともに操作性に関しては特に問題はありません。
また、カメラコントロールボタンは全てのモデルが覆う仕様となっており、後述しますが、各モデルとも素材や設計が異なっています。


下部のポートやスピーカー周りは基本的には同じような設計ですが、「Ultra-Slim Case」のみU字にくり抜かれており、ポート部分の穴およびくり抜きの横幅は3製品とも約1.65㎜となっています。

Ultra-Slim Case

「Ultra-Slim Case」は薄型ケースを好む筆者も歴代iPhoneで長年愛用してきたモデル。極薄のシンプルなアラミド繊維ケースで薄さと軽さが特長。対応するモデルにもよりますが、重さは約18g〜24gで、厚さは0.9〜1.3㎜。
「iPhone 17」および「iPhone Air」シリーズでは初めてカメラコントロールボタンの保護にも対応し、「Ultra-Slim Case」には独自開発のPitaTapボタンを採用しているのも特長です。PitaTapボタンの表面はケース本体と同じアラミド繊維で仕上げられており、全体が一続きのように見え、触れたときの感覚も自然。さらに、指先で自然に探れる凸型デザインで直感的な操作が可能で、一見すると凹凸がないように見えますが、僅かながらボタンの枠が膨らんでいます。
カメラコントロールボタンの操作性に関しては、反応性に問題はなく、スムーズに操作可能でした。

リアカメラ部分は縁部分が僅かに出っ張る仕様なので、背面を下に向けて置いてもレンズが接触しない設計となっています。ただ、全体が開口しているデザインなので、この部分に直に何かが当たると守れないので、気になる方はここを覆うようなレンズガードなどを別途購入することをお勧めします。
ディスプレイ周りに関しても僅かにケース側が出っ張る仕様の為、画面を下に向けて置いても画面が接触しないようになっています。


本製品のみ「iPhone 17」と「iPhone Air」を含む全ての「iPhone 17」シリーズに対応しており、カラーおよびデザインのラインナップは黒/グレー、黒/ブルー、Moonrise、Sunset、山(OVER THE HORIZON)、星(MILKY WAY GALAXY)の6種類が用意されていますが、「iPhone 17」と「iPhone Air」向けは黒/グレー、Moonrise、Sunsetの3モデルのみとなります。(※今回レビューしたのはMoonriseモデル)
価格は価格は8,999円で、下記ストアにて購入可能です。
Aramid ProGuard Case

「Aramid ProGuard Case」は、米国防総省制定のMIL-STD-810H規格準拠の試験をクリアした衝撃に強いケースで、全包み設計+四隅強化構造で落下衝撃を効率的に吸収し、スマホの破損リスクを軽減してくれるのが特長。
また、3Dモールド成形技術により、アラミド繊維とTPUがシームレスに一体化させ、耐久性と質感を両立しており、背面のCeramic Shield部分はアラミド繊維素材で硬く、それ以外はTPUで柔らかい質感となっています。簡単に説明するとTPUケースの背面にアラミド繊維を一体化させた感じ。
カメラコントールボタンはTPU素材を超薄型精密成形で薄くしており、押し込んだり、軽く押すような操作は特に問題はないものの、TPUという素材の特性もあり、指を横に滑らす際に少し滑りにくいと思う場面もありました。

また、本製品の特徴の1つでもある四隅強化構造ですが、各コーナー部分にアーチ型コーナーバッファ構造と呼ばれる少し膨らませて空気の層で衝撃を吸収する仕組みが採用されており、角から落下した際の衝撃から守ってくれます。

また、他の2モデルと違い、前面、背面ともにコーナー部分がより出っ張っており、両面を下に向けて置いた際に接触しない造りとなっています。リアカメラ部分は「Ultra-Slim Case」と同じく全面開口となっています。


対応モデルは「iPhone 17 Pro」と「iPhone 17 Pro Max」のみ。カラーとデザインは、黒/グレー、Sunset、Moonrise、星(MILKY WAY GALAXY)、山(OVER THE HORIZON)の5種類で、価格は8,999円。
Aramid UltraGuard Case

「Aramid UltraGuard Case」は最上位との位置付けで、3Dフルラップ熱可塑成形技術によりアラミド繊維をTPUと完全に一体化したケースで、「Aramid ProGuard Case」は側面はTPUでしたが、「Aramid UltraGuard Case」は側面までアラミド繊維で覆われているのが特徴。
また、海洋食物連鎖の頂点に立つ鯱(シャチ)の皮膚構造から着想を得た高性能樹脂「鯱樹脂」を採用しており、アラミド繊維と融合させることで強度を200%向上し、耐衝撃性能が2倍に強化されているとされています。この「鯱樹脂」によるものなのかは不明ですが、今回紹介する3製品の中では一番手触りが良かったです。一見するとTPUケースっぽくも見えるものの、表面はサラサラで、これまで「Ultra-Slim Case」の手触りが一番と思っていましたが、「Aramid UltraGuard Case」がそれを上回るものとなりました。ただ、手の皮脂跡が目立ちやすいのが唯一のマイナス点かもしれません。

側面の内部には一定間隔で丸い空隙層が用意されており、これも衝撃吸収に役に立っているものと思われます。耐衝撃性があるケースですが、「Aramid ProGuard Case」よりも薄く、装着してもゴツくならないのも特徴です。

カメラコントールボタンは物理的静電容量ボタンプロテクションと呼ばれる専用設計で、表面にはカメラコントロールボタン自体やApple純正ケースなどに採用されているサファイアクリスタルを採用しており、今回紹介する3製品の中では最上位モデルというだけあって一番感度が良い印象で、押したり、スライドさせたり、滑らかに操作可能でした。

リアカメラ部分は「Ultra-Slim Case」と同じく全面開口となっており、縁がレンズより高くなっていることから置いた際にレンズが接触しない設計となっている他、ディスプレイ側もケース側が少し高くなっているので、画面が接触しないようになっています。


対応モデルは「iPhone 17 Pro」と「iPhone 17 Pro Max」のみ。カラーとデザインは、黒/グレー、Sunset、Moonriseの3種類で、価格は10,999円。
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