Threadsの責任者が交代へ|後任は生成AI製品部門のトップだった人物に

Instagram責任者のAdam Mosseri氏の指導のもとで運営されてきたThreadsですが、Metaは今後、このアプリを新たなリーダーに引き継ぐと正式に発表しました。
Metaは長年の幹部であり、直近では生成AI製品部門の責任者を務めていたConnor Hayes氏を、Threadsの新たな責任者に任命し、就任は9月から開始される予定。
この異動により、Threadsの指揮をInstagram以外の人間が初めて担うことになり、これはMetaがThreadsをInstagramの付属品ではなく、独立した本格的なプロダクトとして位置づけようとしている兆しでもあるとみられています。
Threadsは2023年にAdam Mosseri氏の指導のもとでローンチされ、これまで彼が指揮してきましたが、木曜日に社員向けメモを通じて「Threadsはすでに成熟してきており、今後はこのアプリに専念できるリーダーが必要だと考えています。」と発表されました。
新たにThreadsの責任者に就任するHayes氏は、2011年からMetaに在籍しており、InstagramやFacebookにおいて数多くのプロダクトを手がけ、Threadsの初期版の開発チームにも参加していた実績があります。
Hayes氏は9月中旬に正式に新しい役職に就き、Threadsに関するプロダクト、デザイン、エンジニアリング、リサーチの各チームを統括することになり、直属の上司は引き続きMosseri氏になりますが、日々の運営はHayes氏が担うことになります。
生成AI部門の責任者がThreadsのトップに就任するということが、Metaがこのアプリを今後どのように発展させようとしているのかを示唆しており、すでにThreadsではAI生成コンテンツのフィード表示テストが行われていますが、今後はさらにAI機能の実験的な導入が進む可能性があります。
[via 9To5Mac]
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