【レビュー】後付け感がない一体型カバーデザインを採用したスマートロック「SwitchBot ロック Ultra」|充電式バッテリーも標準採用

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【レビュー】後付け感がない一体型カバーデザインを採用したスマートロック「SwitchBot ロック Ultra」|充電式バッテリーも標準採用

スマートホームデバイスではお馴染みのSwitchBotが、スマートロックの新製品として「SwitchBot ロックUltra」を発表しました。今回、その「SwitchBot ロックUltra」のレビュー用サンプルを提供頂いたので紹介したいと思います。

同社はこれまでにも「ロック Lite」「ロック」「ロック Pro」の3種類のスマートロックを投入していますが、今回発表された「ロック Ultra」の最大の特徴はその外観デザインで、これまでのスマートロックは他社製品も含めて後付け感が否めず、存在感がかなり目立つデザインのものが多かったのですが、「ロックUltra」はサムターン自体を完全に覆ってしまう一体型カバーデザインで、後付け感を無くし、どんなドアにもしっくり馴染むデザインが採用されています。

また他にも、三重装備の給電システムやスピード・パワー・静音性の向上など、様々な改良が加えられており、詳細は以下ご覧下さい。

SwitchBot製スマートロックの特徴の比較

ロック Ultraロック ProロックロックL ite
コンセプト外観、性能、ドアへの適合性、バッテリー寿命すべてにおいてブランド史上最高の旗艦モデルデザイン性・耐久性に優れた高性能モデル解錠スタイルが豊富解錠スタイルが豊富
デザイン形:一体型カバーデザイン
素材:アルミニウム合金
ワンタッチ解錠:クイックキー
形:円形ノブデザイン
素材:アルミニウム合金
ワンタッチ解錠:クイックキー
形:クラシックノブデザイン
素材:高強度プラスチック
手触り:マット
形:クラシックノブデザイン
素材:高強度プラスチック
バッテリー充電式バッテリー
駆動時間:約1年
単三電池(4本)
電池寿命:約9カ月
CR123A(2本)
電池寿命:約半年
CR123A(2本)
電池寿命:約半年
予備バッテリーCR123A(1本)
緊急解錠回数:1000回
充電式バッテリー
(別売り)
スペック超高速&静音モーター
ハイスピードモード
ナイトモード
高トルク高速モーター高性能モーター高性能モーター
目次

パッケージ内容や外観デザイン

同梱品は左から「ロックUltra」本体、メインバッテリー、サムターンホルダー、USBケーブル、サイズ目安カード&マークシート、予備用両面テープ、解施錠表示シール、磁石といった構成。

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「ロックUltra」のカラーはシルバーとブラックの2色展開で、レビューに使用したサンプルはシルバーモデルとなっています。外観デザインの刷新が最大の特徴で、これまでのスマートロックはサムターン部分の可動部が横から丸見えになっていましたが、「ロックUltra」はサムターンごと覆うデザインになり、後付け感がなく、

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バッテリー収納部にはサムターン部分の上のマグネット式カバーをスライドさせることでアクセス可能。

メインバッテリーは充電式(USB-C)で、旧モデルの「ロック Pro」でも充電式バッテリーは用意されていましたが、別売りとなっていました。スマートロックのバッテリーと言えばリチウム電池「CR123A」や単三電池を使ったモデルが多く、バッテリーが切れたら買い替える必要がありましたが、充電式なので取り出して充電するだけで再度使うことが可能で、環境やコストにも配慮した設計となっています。なお、メインバッテリーは一度の充電で最長1年間利用可能です。

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メインバッテリーは本体上部に収納でき、差し込むと自動でロックがかかり、取り出す際はオレンジのつまみを下げるだけ。内部は出っ張りなどがないスッキリとしたデザインになっており、外観だけでなく、内部のデザインにまで拘りが感じられます。

メインバッテリーの収納部の下には予備バッテリーが内蔵されています。予備バッテリーはリチウム電池「CR123A」で、電池寿命は約5年。メインバッテリーのバッテリー残量が無くなった際などに最大1000回の緊急解錠が可能です。

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「ロックUltra」は三重装備の給電システムを搭載していることも特徴の1つで、これまでに紹介したメインバッテリーと予備バッテリーに加え、本体内部のスーパーコンデンサで残留した電力をかき集め、5回まで「微電流解錠」が可能な「微電流解錠2.0」というシステムが搭載されています。給電システムを三重に装備することで、スマートロックの懸念点である電池切れによる締め出しリスクを確実に無くす設計となっています。

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一見すると大きく見えますが、厚さは「ロック Pro」よりも約半分になっているそうです。

また、「ロックUltra」には木目調のドアに合わせて貼り替え可能な「3色の着せ替えシール」が用意されており、ドアとの一体感を向上させることが可能です。写真には写っていませんが、より暗いウォールナットくらいの色目の木目調のシールも用意されています。

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取り付け方法

①サムターンホルダーのサイズ測定

サイズ目安カードでサムターンのつまみの厚さを測定し、適切なサムターンホルダーを選択します。

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サムターンホルダーは厚さが5㎜以下の場合は「S」、5〜8.5㎜の場合は「M」、8.5〜13.5㎜の場合は「L」と3つのサイズが用意されており、目安カードは透明になっているので、一目でサイズが分かるような工夫が施されている為、迷うことはないはず。厚さが微妙な場合は大きい方のサイズを選択することを推奨します。

また、サムターンホルダーが合わない場合はサポートセンターまで連絡することで解決してくれる場合もあります。

②サムターンホルダーの交換

サムターンホルダーはLが本体に常時取り付けられた状態で、SとMが後付けといった仕組みになっています。①で測定家のサムターンのつまみの厚さに合わせて、サムターンホルダーを取り替えます。

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製品にはMが最初から取り付けられた状態で届くので、指で挟んでツメを外して引き抜くだけで取り外すことができ、取り付ける場合も押し込むだけでツメが引っかかってロックされる仕組み。

③本体取り付け

サイズ目安カードに貼り付けられているスポンジ状のマークシートを外し、「ロックUltra」のサムターンホルダーをサムターンに合わせて設置場所に仮付けします。(※この時点ではロックUltraの裏の両面テープは外さす)

「ロックUltra」とドアの間に隙間がないことを確認。この時に隙間がある場合は別途スペーサーを使用する必要があります。

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サムターンを回してスムーズに施錠・解錠が出来るかを確認。スムーズに解錠出来ない場合は「ロックUltra」の位置を微調整。この微調整が重要で、サムターンを何度も回して、回した際に「ロックUltra」が反動で動かない位置を見極める必要があります。サムターンを覆うデザインなのでこれまでのモデルに比べたら少し難易度が上がっていますが、サムターンを回して「ロックUltra」が動く位置だと粘着力に影響が出てくる可能性があるので、ここだけは時間を掛けて位置決めすることをオススメします。

マークシートを「ロックUltra」に合わせて貼り付け、設定位置のマークが完了したら、「ロックUltra」を外し、「ロックUltra」を貼り付ける箇所をクリーニングティッシュや中性洗剤等で綺麗に拭き取ります。

「ロックUltra」の両面テープを剥がし、マークシートの位置に合わせて「ロックUltra」を貼り付け、「ロックUltra」が正常に解施錠できるかを確認し、貼り付け後は外れないよう1分間以上強く押しつけます。最後にマークシートを外して本体の取り付けは完了です。

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④磁石の取り付け

「ロックUltra」に付属の磁石は、取付位置に応じて向きを変える必要があり、「ロックUltra」と磁石の間隔が0〜30㎜の場合と30〜50㎜の場合の2通りの向きが用意されています。

磁石の長さ自体が約30㎜なので、磁石を横にして目安に使うことも可能。(※レビュー記事を書き上げた後に気付きましたが、下記の写真(右)の場合は磁石の向きが間違っています。実際には距離の数字がある面を「ロックUltra」に向けて貼り付ける必要があります)

⑤バッテリーを装着

ここまで来るとあと少しで、バッテリーカバーを開け、メインバッテリーを取り付けます。

バッテリーを取り付けるとサムターン周りのリングが青く点滅します。青く点滅している際はデバイス追加モードとなっており、連携させたいスマホで「SwitchBot」アプリをダウンロードおよびインストールし、連携させます。

⑥アプリのセットアップ

「SwitchBot」アプリの右上の「+」ボタンから「デバイスの追加」へと進み、表示された「ロックUltra」を選択して表示される画面に従って登録するだけとなっています。

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筆者の場合は取り付けが完了した後でアプリと連携させましたが、まだ取り付けていない場合は途中で取り付け方法も閲覧することが可能で、図解での解説と動画での解説が用意されており、家の鍵の形状に合わせた解説が用意されているので、ユーザーにとっては安心です。

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アプリで様々な機能を設定可能

「SwitchBot」アプリのトップ画面と設定画面が下記画像。アプリからも解施錠が可能で、アプリではキーパッドやドアホンなどとの連携や各種設定の変更、バッテリー残量の確認、ファームウェアのアップデートなどが行えます。

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設定項目の各内容を紹介しますが、「詳細設定」ではサムターン周りのランプやサウンドのオン/オフなどが行え、「クイックキー設定」ではサムターン中心部を押すと解施錠出来るクイックキーの各種設定が可能です。

「アラート」では指定時間を過ぎてもドアが閉まっていない時やドラが施錠されていない場合にアラームが鳴る機能で、「自動施錠」はドアが閉まった際に自動で施錠したり、解錠してから指定時間で自動で施錠するようにするなどの設定が可能です。

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下記動画は自動施錠機能を実際に試した動画で、ドアが閉まると同時に施錠する仕組みが良く分かります。

「ロックUltra」はサムターンの回転速度を変更出来るようになっています。なお、「ロックUltra」の解錠スピードは「ロックPro」と比較して78.6%向上しており、モーターの回転動力も50%向上し、さらに動作音も20dB以下まで低減しています。

また、「夜間モード」も利用可能で、毎晩設定した時間に自動で施錠し、モーター音を静音モードに切り替え、鍵の閉め忘れに対する不安を無くし、夜間の動作も気にならないように出来ます。「サードパーティサービス」ではAmazon AlexaやAppleのSiriショートカットなどとの連携を設定可能です。

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サムターンの回転速度設定機能はテスト段階ではまだベータ版でしたが、実際に各速度を比較したものが下記動画。静音モードでは一瞬止まりそうなくらいかなりゆっくり回り、作動音が少し小さくなります。

他にも、「オート解錠」(※テスト時はベータ版)では、位置情報を元に設定圏内に入ると自動で解錠するように設定出来る機能で、範囲は100m〜2kmの間で設定可能です。

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指紋認証パッドが交通系ICカードに対応

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「ロックPro」のレビュー記事でも紹介した通り、同社のスマートロックは「SwitchBot 指紋認証パッド」と併用することでその便利さが数段アップするのですが、その「SwitchBot 指紋認証パッド」も「ロックUltra」の発売に合わせて新モデルが発売されており、パスコード、指紋、NFCに加え、新たにSuicaやPASMO、ICOCAなどの交通系ICカードによる解錠にも対応しました。

これまでも「SwitchBotカード」や「SwitchBotトラッカーカード」でも解錠可能でしたが、多くのユーザーが既に持っている交通系ICカードでも解錠出来るようになり、より便利になりました。実際には手ぶらで解錠可能な指紋認証が一番使い勝手は良いのですが、指紋はたまに認識しない時に何度も指を当て直す必要があり、カードであれば誤認識がないので確実です。また、冬に手袋をしている場合など指紋認証が使えない場合にも手軽に利用可能です。

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▲交通系ICカードの追加・設定画面

実際に「SwitchBot 指紋認証パッド」にOsaka PiTaPaの物理カードや、iPhoneのエクスプレスカードとして設定したICOCAで解錠する様子を撮影したテスト映像が下記動画。カードを当ててから1〜2秒で解錠しており、反応も悪くないです。

なお、交通系ICカードへの対応以外は基本的には仕様は変わっていません。

まとめ

【レビュー】後付け感がない一体型カバーデザインを採用したスマートロック「SwitchBot ロック Ultra」|充電式バッテリーも標準採用

サンプルが届いた当初はかなり存在感のある大きさに驚きましたが、実際に取り付けてみるとその存在感は気にならず、これまでのスマートロックであればサムターン部分が浮いており、後付け感が否めなかったのですが、ドアに上手く溶け込んでいるような感じで統一感を出したい方にオススメです。

また、最近のスマートロックでは粘着が重さに耐えられずに落ちてしまうことはほぼなくなりましたが、「ロックUltra」は一体型カバーデザインを採用したことで、ドアへの設置面積も増えており、ドアへの接着性も良くなっているものと思われます。

ワンタッチで解施錠出来るクイックキーは引き続き便利で、単体でも十分なくらい色々と便利な機能を備えていますが、「指紋認証パッド」がある場合とない場合では便利さに雲泥の差があると思いますので、「指紋認証パッド」をセットで利用することを推奨します。

実際、筆者の家でも家族全員が指紋認証もしくはパスコードで鍵を開け閉めしており、家族の中で筆者以外はガジェットになんて一切興味がないメンバーなのですが、スマートロックと指紋認証だけは「格段に便利になった」と口を揃えて言うくらい導入をオススメ出来る製品となっています。

オートロックがあるマンションの場合はオートロックを「SwitchBotボット」でキーレス化しない限りは完全なキーレス生活は難しいのが現状ですが、戸建てやオートロックのないマンション/ビルにお住まいの方は一度体感すると戻れない便利さで、色々と登場しているスマートホームデバイスの中でもスマートロックは最初のデバイスとして選択肢の1つに入れても良いと思います。

価格情報(期間限定クーポンも)

なお、「SwitchBot ロック Ultra」の価格は22,980円(税込)ですが、発売を記念して15%オフの19,533円(税込)で販売されています。さらに、5月15日までの期間限定でクーポンコード「LOCK2517」を利用することで、「ロックUltra」や「ロックUltra&指紋認証セット」がさらに5%オフで購入可能です。

今回は紹介出来なかったですが、「SwitchBot ロック Ultra」と当時に顔認証で解錠出来る「SwitchBot 顔認証パッド」(16,980円)も同時に発表されており、上記のクーポンコードは「SwitchBot 顔認証パッド」や「ロックUltra&顔認証セット」の購入時にも利用可能です。「SwitchBot 顔認証パッド」は後日またレビュー記事を公開予定です。


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