【レビュー】SimplismのiPhone 16 Pro用ハイブリッドケース｢LIGHT SHIELD｣ ｰ ホールドリング付きの｢LIGHT SHIELD HOLD｣も

トリニティが「Simplism」ブランドから発売しているiPhone 16 Pro用ケース「LIGHT SHIELD」シリーズを提供頂いたので紹介します。

「LIGHT SHIELD」シリーズは表面硬度5Hの超硬質素材としなやかなTPU素材を使用したハイブリッド構造のクリアケース。

「LIGHT SHIELD」シリーズには、通常モデルの「LIGHT SHIELD」、背面にスマホリングが付属した「LIGHT SHIELD HOLD」、リアカメラのレンズ周りまで保護する「LIGHT SHIELD Solid」の計3モデルが用意されており、今回は「LIGHT SHIELD」と「LIGHT SHIELD HOLD」を紹介します。

LIGHT SHIELD

まずは通常モデルの「LIGHT SHIELD」からで、TPUとのハイブリッドケースは背面にポリカーボネートを採用していることが多いのですが、本製品の背面には一般的なハードコート済みのケースやクリアケースよりも硬い、5Hを誇るウルトラファインアクリルを採用し、擦り傷に強く、いつまでもキレイに保てるのが特徴。

また、側面には薄くてしなやかなTPUを採用することで、薄さを保ちつつ高い衝撃吸収能力を発揮し、クッション性で大切な端末を守ってくれ、柔らかいのでiPhoneへの着脱が容易なのも特徴です。

今回レビューしたネイビーモデルは施されていませんが、クリアモデルは側面のTPU素材の箇所にマイクロドット加工が施されており、iPhoneとケースがくっつく面の色が変わってしまう密着痕が出難くなっています。

側面部分の裏側は少し空洞が出来るような設計となっており、そこで落下時の衝撃を吸収する仕組みで、アメリカ国防総省軍事規格であるMIL-STD-810の耐落下試験に準拠しています。

同シリーズには音が前に飛んでくる「サウンドホーン」と呼ばれる機構が搭載されています。iPhoneのスピーカーは本体下部に搭載されており、音が下に向いて出ているので、それを前方向に変えるような仕組み。また、ゲームや動画視聴時に横向きにiPhoneを持った際にスピーカー部分を手で塞いでしまい、音が籠もってしまうので、それを防いでくれる仕組みでもあります。

実際に音楽を鳴らして試してみましたが、iPhoneの正面側での音量がアップすることは確認出来ました。音量の測定機器などがない為、実際にどのくらい音量が変わるのかは確認出来なかったものの、公称値では音圧レベルが約2.5倍アップすると案内されています。

リアカメラ部分は全開タイプですが、レンズまわりが高く縁取りされており、レンズ側を下向きに置いても当たらないようになっています。また、前面もケースのエッジ部分がガラス面よりも高くなっており、ディスプレイ面を下に置いても当たらない仕組み。さらに、レビュー機にはSimplismのフルカバーフレームタイプの保護ガラス「FLEX 3D」シリーズを貼っていますが、同ブランド製の全ての保護フィルム・ガラスには干渉しないように設計されているので、併用することでほぼ全面を保護可能です。

側面のボタンについては、押しやすいようにボタンの左右にスリットが入っており、各ボタンとも押しやすく、操作し易い設計となっています。

「iPhone 16」シリーズから新たに搭載さあれたカメラコントロールボタンについては、穴あけ加工に加えて操作し易いよう削られています。操作感はケースを着けていない時に比べると劣りますが、この加工により特に問題なく操作できるといった感じ。

ちなみにこのカメラコントロールボタンについては、「設定＞アクセシビリティ＞カメラコントロール」において、各項目を下記の設定にすることで扱い易くなるのでオススメです。

本体下部のUSB-Cポート部分の開口部は約13㎜×8㎜で、余程コネクタが大きくない限りはどんなケーブルでも利用可能と思いますが、「サウンドホーン」の為に本体下部部分が盛り上がったデザインとなっており、コネクタまで少し厚みがあることから注意が必要です。また、両サイドにストラップ用の穴が開けられています。

背面にMagSafe用のマグネットは搭載されていないことから、MagSafe対応アクセサリは利用不可です。充電器などにくっつかなくもないですが、磁力が弱くなるのでオススメ出来ません。パッドタイプの置いてワイヤレス充電するタイプの充電器であればワイヤレス充電は可能です。

ケース自体の重さは29gで、着けていても気にならない重さとなっています。

カラーは、クリア、ブラック、ネイビーの3色展開で、レビューに使用したのはネイビーモデル。「iPhone 16」シリーズの全モデル用が用意されており、価格は2,180円（税込）と2,280円（税込）となります。

LIGHT SHIELD HOLD

「LIGHT SHIELD HOLD」は基本的な設計は「LIGHT SHIELD」と同じで、背面スマホリングが搭載されたモデル。カラーはブラックのみで、「iPhone 16 Pro」向けのみが用意されています。

スマホリングが取り付けられている裏側は、特に出っ張りとかはなく、保護シールのようなものが貼られているので、iPhoneに当たる心配は無さそうです。

スマホリング自体は小さめのもので、男性で指が太い人は結構ギリギリかもしれません。また、リング部分は好きな角度に出来る他、360度回転するようになっており、作動部も固めに造られているので、好きな角度で固定することが可能です。最近はスマホスタンドで使えるような360度リングを搭載しているモデルも出て来ていますが、本製品のリングはあくまでスマホリングで、スタンド機能はありません。

ちなみにケース自体の重さは34gで、ホールドリングが付いているにも関わらず「LIGHT SHIELD」との差は5g程度となっています。

なお、リアカメラ、ディスプレイ周り、各種ボタン周り、カメラコントロールの部分は「LIGHT SHIELD」と同じなので、「LIGHT SHIELD」のレビューを参照して下さい。